エロー県ペズナのヴィラフランシアン期に堆積された玄武岩質土壌。ソーヴィニヨン・ブラン50%、マルサンヌ50%。ソーヴィニヨン・ブランは手除梗し「Jarre de Grès」(写真の砂製壺)で、マルサンヌも手除梗しアンフォラへ。63日間のマセラシオン後、9ヵ月の樽熟成。樿、リンドウ、マンゴー、ベルガモット、ブラッドピーチ、グレープフルーツの爆発的な香り。豊かでエキゾチックで塩味の効いたサフランを、美しいビロードのようなタンニンが包み込む。長期熟成を期待出来るオレンジワイン。
ラングドック地方は、フランス南部の地中海沿岸に位置する広大なワイン産地です。
温暖な地中海性気候と、年間200日も吹く乾燥した冷風(トラモンタネ)がブドウ栽培に理想的な環境を作り出しています。
この地域では、シラー、グルナッシュ、カリニャンといったローヌ系品種や、地元品種のピクプールなど、多様なブドウが栽培されています。
特筆すべき地区の一つがフォジェールで、標高約350mの痩せた土壌が特徴です。ここでは多くのドメーヌが有機栽培やビオディナミ農法を採用し、自然派ワインの生産に力を入れています。
また、ミネルヴォワ地区の中でも、ラ・リヴィニエールは高品質なワインで知られています。
シラーやグルナッシュから造られる洗練された味わいのワインは、凝縮感とボリューム感があり、滑らかな舌触りが特徴です1。
ラングドックワインは、南フランスの太陽のように力強く、輝きのある赤色が魅力的です。
カジュアルなデイリーワインから高品質なものまで幅広く、ワイン愛好家の探究心をくすぐる多様性に富んだ産地といえるでしょう