フィロキセラが出現するはるか前の9~10世紀頃、彼らが畑を構える周辺の丘は、ほとんどがバルベーラ、マルヴァジーア ディ カンディア アロマティカ、モスカート ジャッロのブドウ畑で覆われていたという。 その後、フィロキセラでブドウ畑が壊滅してしまったあとは、当時の統治者がリスクが少ない農業として丘陵地帯でもパルミジャーノ レッジャーノを生産するための酪農を推奨し、バルベーラ栽培の歴史がいったん途絶えてしまった。
歴史を知らない人からは、バルベーラはこの土地に合わないということを言われるが、カミッロは、バルベーラこそこの土地を最も表現できるブドウと考えている。奥深い香りと骨格を持ち「時間の経過とともに、言葉では言い表せない二次的、三次的な香りや風味が放たれるようになる」と、熟成してから飲むことを薦めている。(インポーター資料より)
エミリアロマーニャは、イタリア北部に位置する魅力的なワイン産地です。
北部にはポー川平野が広がり、南部にはアペニン山脈が連なっています。
気候は大陸性気候と地中海性気候の影響を受け、夏は暑く冬は寒い傾向にありますが、アドリア海からの海風が気候を穏やかにしています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のアルバーナ、トレッビアーノ、赤ワイン用のサンジョヴェーゼ、ランブルスコなどがあります。
特に注目すべき地区として、ロマーニャがあります。ここでは、アルバーナを使用した個性的な白ワインが生産されています。
これらのワインは、フルーティーな香りと豊かな果実味が特徴で、適度な酸味とミネラル感も楽しめます。
バルベーラは、イタリアのピエモンテ州を代表する赤ワイン用ブドウ品種です。
ピエモンテ州は、アルプス山脈の麓に位置し、丘陵地帯が広がっています。
地中海性気候と大陸性気候の影響を受け、ブドウ栽培に適した環境です。
この地域では、バルベーラの他にネッビオーロ、ドルチェット、モスカートなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、アスティとアルバがあります。
ここでは、石灰質や粘土質の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
バルベーラから造られるワインは、チェリーやフランボワーズを思わせるフルーティーな香りと、スミレなどのフローラルな香り、そして豊かな酸味が特徴です。