「追放された(あるいは“亡命してきた”)ブドウで造られた赤ワイン」という名のロッソ デッラ バンディータ。カミッロはセパージュを明らかにしていないが、土着品種ではないブドウ4品種をブレンドして造られている。
かつてエミリア地方では、ワインを造る際ブドウはすべて混ぜられ単一品種でボトリングされることはほとんどなかった。祖父母の頃のように造ってみたい、という想いもありこのキュヴェは混醸で造られている。
品種ごとの個性を大事にしたいと考えているカミッロは基本単一品種で仕込むことを良しとするが、このワインに関しては「ブレンドで造られるワインに明確なアイデンティティはない。しかしそれぞれのブドウの熟度が年ごとに異なるので、同じである部分と異なる部分の差それぞれがヴィンテージごとの違いを特徴づける」と語っている。(インポーター資料より)
エミリアロマーニャは、イタリア北部に位置する魅力的なワイン産地です。
北部にはポー川平野が広がり、南部にはアペニン山脈が連なっています。
気候は大陸性気候と地中海性気候の影響を受け、夏は暑く冬は寒い傾向にありますが、アドリア海からの海風が気候を穏やかにしています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のアルバーナ、トレッビアーノ、赤ワイン用のサンジョヴェーゼ、ランブルスコなどがあります。
特に注目すべき地区として、ロマーニャがあります。ここでは、アルバーナを使用した個性的な白ワインが生産されています。
これらのワインは、フルーティーな香りと豊かな果実味が特徴で、適度な酸味とミネラル感も楽しめます。