リヴァーランドの気候と豊かな赤土で非常によく育つ3つの赤品種、グルナッシュ、ネロ・ダーヴォラ、サペラヴィをブレンドした赤ワイン。グルナッシュ、ネロ・ダーヴォラ、サペラヴィをほとんど除梗し、少量の全房で共発酵。半分は数週間後にプレスし、残り半分は4ヶ月の長期マセラシオンの後、500Lの古樽で熟成。無濾過・無清澄でボトリング。亜硫酸塩無添加。いずれも暑く乾燥した環境で育ったぶどうで、この土地を完璧に表現した特別なワインに仕上がり。このワインはチョコレートのようでリッチだが、同時に明るくて芳醇。(インポーター資料より)
ニュー・サウス・ウェールズは、オーストラリアワイン産業発祥の地として知られる魅力的な産地です。
大分水嶺(グレート・ディヴァイディング・レンジ)の斜面を利用した多様な地形と、海洋性から内陸性まで変化に富んだ気候が特徴です。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のセミヨン、シャルドネ、赤ワイン用のシラーズなどがあります。
特に注目すべき地区として、ハンター・ヴァレーとオレンジがあります。
ハンター・ヴァレーでは、辛口の「ハンター・セミヨン」が有名で、フレッシュな果実味と長期熟成による複雑な風味が楽しめます。
オレンジ地区は、世界で唯一標高で分類されるワイン産地で、海抜600m以上の冷涼な気候を活かした個性的なワインが生産されています。
グルナッシュは、フランス南部のローヌ地方やスペインのプリオラートなど、地中海沿岸の温暖な気候で広く栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。ここでは、フランスのローヌ地方南部に焦点を当てます。ローヌ南部は、地中海性気候で暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。この地域では、グルナッシュの他にシラー、ムールヴェードル、カリニャンなどの品種も栽培されています。
特筆すべき地区としてシャトーヌフ・デュ・パプがあります。ここでは、丸い小石(ガレ)に覆われた独特の土壌が、昼間の熱を蓄え、夜間にブドウに放出することで、ブドウの熟成を促進します。
シャトーヌフ・デュ・パプのグルナッシュを主体としたワインは、濃厚で果実味豊かな味わいが特徴です。スパイシーなニュアンスと、熟したベリー系の香りが楽しめます。
近年、この地域ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、テロワールの個性を鮮明に表現したワインが生まれています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味と、グルナッシュ本来の魅力を存分に引き出しています。