手摘みで収穫後、除梗を行い、20%のみ全房にてオープンバットで 30日間の自然発酵後、軽めの抽出で手動でパンチングダウン。そのあと、バスケットプレスされ、澱と共に500 リットル~1000 リットルの古樽で熟成。グラビティ・フローにて2024年5月にボトリング。無清澄、無濾過、瓶詰め時に、極少量(5mg/l)の硫黄を使用。 中間色の紫色。ブルーベリー、ラズベリー、サワーチェリーなどの様々なベリーとカシス、少しのスパイスの香り。柔らかな果実味に、ソフトなタンニンとミネラル。シルキーなテクスチャーで素朴な中にもワインイとしての構築も持ち合わせているので、エレガント・ブラウフレンキッシュの特徴がしっかりと感じられます。 (インポーター資料より)
シェプロンは、ハンガリー西部に位置する魅力的なワイン産地です。
オーストリアとの国境に近く、フェルテー湖の南西に広がっています。
地形は丘陵地帯で、湖の影響を受けた独特の微気候を持ちます。夏は温暖で、冬は比較的穏やかです。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のケークフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)、フルミント、赤ワイン用のケークフランコシュなどがあります。
シェプロンの中でも特に注目すべき地区は、フェルテー湖に面した斜面です。
ここでは、湖の影響を受けた微気候と火山性の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、ミネラル感豊かでエレガントな味わいが特徴です。
ブラウフレンキッシュは、オーストリア東部のブルゲンラント州で主に栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、パンノニア平原の西端に位置し、大陸性気候と地中海性気候の影響を受けています。
暖かく乾燥した夏と、穏やかな冬が特徴です。
ブルゲンラント州では、ブラウフレンキッシュの他にツヴァイゲルト、ザンクト・ラウレント、そして白ブドウのグリューナー・ヴェルトリーナーなども栽培されています。
特筆すべき地区として、ミッテルブルゲンラントがあります。
ここでは、鉄分を含む粘土質の赤土壌が特徴的で、この土壌から生まれるブラウフレンキッシュワインは、スパイシーでミネラル感豊かな味わいが特徴です。果実味とタンニンのバランスが良く、エレガントな酸味を持ちます。
近年、ブルゲンラント州ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ブラウフレンキッシュの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。