全房にてバスケットプレス後、500リットルのハンガリーとオーストリアのオーク樽で自然発酵。11月にラッキング。そのタイミングに極少量(10mg/以下l)の硫黄を使用。発酵時と同じ樽で熟成、グラビティ・フローにて2023年5月に瓶詰め。無清澄、無濾過、その他硫黄の添加は無し。 少し濁りがある薄めの明るい小麦色。洋ナシ、白桃、白い花、ライム、ミネラルの香り。白桃や洋梨、りんごなど瑞々しくジューシーで柔らかな果実味。しっかりとしたミネラルと心地良い酸。すっきりとした味わいの中に旨味も感じられ、じんわりと果実味が広がります。 (インポーター資料より)
シェプロンは、ハンガリー西部に位置する魅力的なワイン産地です。
オーストリアとの国境に近く、フェルテー湖の南西に広がっています。
地形は丘陵地帯で、湖の影響を受けた独特の微気候を持ちます。夏は温暖で、冬は比較的穏やかです。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のケークフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)、フルミント、赤ワイン用のケークフランコシュなどがあります。
シェプロンの中でも特に注目すべき地区は、フェルテー湖に面した斜面です。
ここでは、湖の影響を受けた微気候と火山性の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、ミネラル感豊かでエレガントな味わいが特徴です。
フルミントは、ハンガリーのトカイ地方を代表する白ワイン用ブドウ品種です。
トカイ地方は、ハンガリー北東部に位置し、ボドログ川とティサ川に囲まれた丘陵地帯にあります。
この地域は、大陸性気候と山岳性気候の影響を受け、秋には貴腐菌の発生に適した朝霧が発生します。
トカイ地方では、フルミントの他にハールシュレヴェルー、サルガ・ムシュコタイ(イエローマスカット)などの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、トカイの丘陵地があります。
ここでは、火山性の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
フルミントから造られるワインは、高い酸と糖度が特徴で、若いうちはナシやライムを思わせるフレッシュな香りがあり、熟成するとナッツやスパイスの香りが加わります。