全房でフット・プレス後、バスケットプレス。500ℓの古いハンガリー樽にて12月まで自然発酵。翌年2月にラッキング、そのタイミングに極少量(10mg/以下l)の硫黄を使用。ステンレスタンクで熟成、グラビティ・フローにて2023年5月にボトリング。少し濁りのある薄い小麦色。黄桃、りんご、洋ナシ、花梨、白い花、蜜蝋など様々な香り。桃や洋梨を中心としたフルーティーな味わい。ハーブのニュアンスと豊富なミネラルと適度な酸。柔らかなボディに、ほのかな葡萄の甘みや柑橘類の皮のほろ苦さみなどフィールドブレンドらしく、複雑さの広がりも感じられます。 (インポーター資料より)
シェプロンは、ハンガリー西部に位置する魅力的なワイン産地です。
オーストリアとの国境に近く、フェルテー湖の南西に広がっています。
地形は丘陵地帯で、湖の影響を受けた独特の微気候を持ちます。夏は温暖で、冬は比較的穏やかです。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のケークフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)、フルミント、赤ワイン用のケークフランコシュなどがあります。
シェプロンの中でも特に注目すべき地区は、フェルテー湖に面した斜面です。
ここでは、湖の影響を受けた微気候と火山性の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、ミネラル感豊かでエレガントな味わいが特徴です。
ヴェルシュリースリングは、オーストリアのシュタイアーマルク州で主に栽培される白ブドウ品種です。
この地域は、アルプス山脈の東端に位置し、大陸性気候と地中海性気候の影響を受けています。暖かい夏と寒冷な冬が特徴で、昼夜の温度差が大きいことがブドウの品質向上に寄与しています。
シュタイアーマルク州では、ヴェルシュリースリングの他にソーヴィニヨン・ブラン、ムスカテラー、シャルドネなども栽培されています。
特筆すべき地区として、南シュタイアーマルクがあります。ここでは、火山性の土壌と石灰岩質の土壌が混在し、ミネラル感豊かなワインが生産されます。
ヴェルシュリースリングから造られるワインは、フレッシュな酸味と柑橘系の香り、白コショウを思わせるスパイシーなニュアンスが特徴です。
近年、シュタイアーマルク州ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ヴェルシュリースリングの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。
これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。