フランス語の Soif du Malの直訳は、「悪に喉が渇く」=悪に染まる、悪を欲すの意味。
ジャン・フランソワはこの映画が好き。
そしてこのワインの喉越しが良すぎるゆえ、つい飲みすぎてしまい誘惑に負けてしまう感覚が、まるで悪に染まってしまったよう。
この罪悪感がありながら、それでも飲み続けてしまうという気持ちを込めて名付けられた。
濃厚でアルコールが高いワインが主流のルーションをソワフ大国にした J.F.ニック。そのきっかけとなった彼の看板ワイン。
香りから感じるピチピチフレッシュなニュアンスに期待大!口当たりはソワフでありながら、暑い年らしい、しっかりと熟した果実味と旨み
が余韻まで長く続く。
北向き、花崗岩質土壌。冷却したぶどうを全房でマセラシオン・カルボニック。ステンレスタンクで 15 日間アルコール発酵。
500L のドゥミ・ミュイで 6 ヶ月間熟成。SO2 無添加。(インポーター資料より)
ルーションは、フランス南部のピレネー山脈とスペイン国境に近い地中海沿岸に位置する魅力的なワイン産地です。地中海性気候の影響を受け、暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。
また、トラモンタンと呼ばれる乾燥した冷たい北風が吹き、ブドウの病気を防ぐ役割を果たしています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のグルナッシュ・ノワール、カリニャン、シラー、白ワイン用のグルナッシュ・ブラン、マカブーなどがあります。
特に注目すべき地区として、バニュルスがあります。ここでは、急斜面の段々畑で栽培されたブドウから、独特の甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、濃厚な果実味とナッツのような風味が特徴で、長期熟成にも適しています。
グルナッシュは、フランス南部のローヌ地方やスペインのプリオラートなど、地中海沿岸の温暖な気候で広く栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。ここでは、フランスのローヌ地方南部に焦点を当てます。ローヌ南部は、地中海性気候で暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。この地域では、グルナッシュの他にシラー、ムールヴェードル、カリニャンなどの品種も栽培されています。
特筆すべき地区としてシャトーヌフ・デュ・パプがあります。ここでは、丸い小石(ガレ)に覆われた独特の土壌が、昼間の熱を蓄え、夜間にブドウに放出することで、ブドウの熟成を促進します。
シャトーヌフ・デュ・パプのグルナッシュを主体としたワインは、濃厚で果実味豊かな味わいが特徴です。スパイシーなニュアンスと、熟したベリー系の香りが楽しめます。
近年、この地域ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、テロワールの個性を鮮明に表現したワインが生まれています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味と、グルナッシュ本来の魅力を存分に引き出しています。