「La Soif du Mal」 はアメリカの役者で監督でもあるオルセン・ウェレス作の映画。刑事物語。英語のタイトルは「Touch Of Devil」。フランス語の 「Soif du Mal」 の直訳は「悪に喉が渇く。悪に染まる、悪を欲す」の意味。ジャン・フランソワはこの映画が好きということと、このワインの喉越しが良すぎるのでつい飲みすぎてしまい、誘惑に負けてしまった感覚がまるで悪に染まってしまったよう。この罪悪感がありながら、それでも飲み続けてしまう。。それでこのキュヴェ名にしたらしい。とにかくこの「Soif du Mal」シリーズは、ジューシーでスイスイと飲めるワインに仕上がっている。
濃厚でアルコールが高いワインが主流のルーションを、ソワフ大国にしたJ.F.ニック。 そのきっかけとなった彼の看板ワイン! プルーンやイチジクのジューシーさにセージの清涼感。ルーションのピノ?と思わせるような美しく洗練された果実味。熟成によって真価を発揮するに違いない!
(インポーター資料より)
ルーションは、フランス南部のピレネー山脈とスペイン国境に近い地中海沿岸に位置する魅力的なワイン産地です。地中海性気候の影響を受け、暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。
また、トラモンタンと呼ばれる乾燥した冷たい北風が吹き、ブドウの病気を防ぐ役割を果たしています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のグルナッシュ・ノワール、カリニャン、シラー、白ワイン用のグルナッシュ・ブラン、マカブーなどがあります。
特に注目すべき地区として、バニュルスがあります。ここでは、急斜面の段々畑で栽培されたブドウから、独特の甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、濃厚な果実味とナッツのような風味が特徴で、長期熟成にも適しています。
グルナッシュは、フランス南部のローヌ地方やスペインのプリオラートなど、地中海沿岸の温暖な気候で広く栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。ここでは、フランスのローヌ地方南部に焦点を当てます。ローヌ南部は、地中海性気候で暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。この地域では、グルナッシュの他にシラー、ムールヴェードル、カリニャンなどの品種も栽培されています。
特筆すべき地区としてシャトーヌフ・デュ・パプがあります。ここでは、丸い小石(ガレ)に覆われた独特の土壌が、昼間の熱を蓄え、夜間にブドウに放出することで、ブドウの熟成を促進します。
シャトーヌフ・デュ・パプのグルナッシュを主体としたワインは、濃厚で果実味豊かな味わいが特徴です。スパイシーなニュアンスと、熟したベリー系の香りが楽しめます。
近年、この地域ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、テロワールの個性を鮮明に表現したワインが生まれています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味と、グルナッシュ本来の魅力を存分に引き出しています。