9月上旬に手摘みで収穫。ヴェルシュリースリングはダイレクト・プレス、ブラウフレンキッシュは、茎のみ取り除いた後、果汁を絞ったのち、1週間後にプレス。二つをブレンドしたのち、ステンレスタンクにて自然発酵。そのあと、マニラ・ヴァイスを継ぎ足し,ステンレスタンクにて数か月熟成。無清澄、無濾過、ボトリング時のみ、ごく少量の硫黄を使用“spectra”とは、“多彩““多様性”を意味し、白と赤を混ぜた新しいワインを表現しています。 薄く濁りのある明るいロゼ色。ラズベリー、ローズヒップ、林檎、ハイビスカス、ハーブティー、幾つかのシトラスの香り。フルーティーで、心地良い酸。幾つかのベリーとアセロラなどの赤い果実にハーブやスパイス、林檎やシトラスのニュアンスもある為、ロゼと白ワインの特徴をどちらも兼ねており、タンニンは無く、のびやかで柔らかな味わい。食事からチルタイムまで様々なシチュエーションにマッチします。 (インポーター資料より)
ブルゲンランドは、オーストリア東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ノイジードル湖の周辺に広がり、パンノニア平原の一部を形成しています。
温暖な大陸性気候と、湖の影響による独特の微気候が、ブドウ栽培に理想的な環境を生み出しています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、白ワイン用のヴェルシュリースリング、シャルドネなどがあります。
特に貴腐ワインの原料となるボトリティス菌に感染したブドウを使用した甘口ワインも有名です。
注目すべき地区として、ノイジードル湖周辺のルスト地区があります。
ここでは、湖の影響を受けた独特の気候条件下で、凝縮感のある甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、豊かな果実味と複雑な風味を持ち、優雅さと深みを兼ね備えています。
近年、ブルゲンランドではナチュラルワインの生産が盛んになっています。
化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視することで、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインが生まれています。
ブルゲンランドのワインは、伝統的な手法と現代的なアプローチが融合した、オーストリアワインの新たな魅力を体現しています。初心者の方にも、中欧ワインの多様性と奥深さを感じていただける産地です。