【PNコメント】
’21のファーストヴィンテージが個人的にとてもインパクトのあるワインでした。エチケットのデザインにはダークな芸術性を感じる描写に、シミが染めていったような独特な色味。一度見たら記憶に残りますね。
味わいに共通しているのは酸が美しく伸びやかで、その輪郭があるからこそブドウそれぞれの香りや味わいの個性が存分に感じられるようでした。
少し期間をおいて開けていきたいなーと思うものもありましたが、とても興味をそそられるシリーズです。
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手摘みで収穫後、除伷せずにブドウを手と足で軽く破砕し、1週間の低温マセレーション発酵。プレス時にはなるべく酸素と触れるように工夫し、ゆっくりとプレス。モストを開放状態で静置した後、古バリックに重力を使って移動。11ヶ月のシュールリー後、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。(インポーター資料より)
ファルツは、ドイツ西部に位置する魅力的なワイン産地です。
東をライン川、西をハールト山脈に挟まれた細長い地域で、山脈が雨よけの役割を果たし、ドイツで最も乾燥した温暖な気候を生み出しています。
この地域の主要ブドウ品種には、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ドルンフェルダー、ピノ・ノワールなどがあります。
特に注目すべき地区として、ファルツ北部のBad Durkheim、Wachenheim、Forst、Deidesheim、Ruppertsbergがあります。これらの地区では、南東向きの急斜面に位置する最高の畑で、完熟したフルボディのリースリングが生まれます。
ファルツのワインは、他の地域に比べてより凝縮感があり、ボディに厚みがあるスタイルが特徴です。特にリースリングは、リッチで完熟感が強く、フルボディの味わいとなります。
シルヴァーナは、ドイツ南部のフランケン地方を中心に栽培される白ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、大陸性気候の影響を受け、寒暖の差が大きく、石灰岩質の土壌が特徴です。
フランケン地方では、シルヴァーナの他にミュラー・トゥルガウ、リースリングなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、フランケン地方があります。
ここでは、ミネラル豊富な石灰岩土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
フランケンのシルヴァーナワインは、しっかりとした骨格とミネラル感が特徴で、青りんごや洋ナシの爽やかな果実香にハーブのニュアンスが加わり、キリッとした酸味と心地よいほろ苦さが楽しめます。