青灰色の粘土と鮮新世時代の海洋性堆積物の混合粘土質の畑。仕立てはグイヨ。9月初旬に手摘みで収穫。ステンレスタンクで25日間自然酵母で発酵。ステンレスタンクで4ヶ月、瓶内で最低3ヶ月熟成。"ナトゥラルメンテ"という名前はシンプルでそのまま、というこのワインのキャラクターが由来です。レモンをベースに石灰、ミネラル、樹脂、ほんのりと青リンゴを感じる清涼感に満ちた自然な香り。フレッシュでイキイキとした、余韻に、オイリーなコク。アーモンド、蜜のじんわり余韻。(インポーター資料より)
トスカーナは、イタリア中西部に位置する魅力的なワイン産地です。
ティレニア海に面し、アペニン山脈に囲まれた丘陵地帯が広がっています。
気候は地中海性で、沿岸部は温暖ですが、内陸部では寒暖の差が大きくなります。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のサンジョヴェーゼ、カナイオーロ、白ワイン用のトレッビアーノ、ヴェルナッチャなどがあります。
特に注目すべき地区として、キャンティがあります。
ここでは、サンジョヴェーゼを主体とした個性的な赤ワインが生産されています。
これらのワインは、チェリーやプラムの果実味と、ハーブのような香りが特徴で、エレガントな酸味とタンニンのバランスが楽しめます。
トレッビアーノは、イタリア中部から南部にかけて広く栽培される白ブドウ品種です。特にアブルッツォ州が有名で、ここでは地中海性気候と内陸性気候の影響を受け、ブドウ栽培に適した環境となっています。
アブルッツォ州では、トレッビアーノの他にモンテプルチャーノ、ペコリーノなどの品種も栽培されています。
特筆すべき地区として、トレッビアーノ・ダブルッツォDOCがあります。
この地区では、丘陵地帯の粘土質と石灰質の土壌で育つトレッビアーノから、フレッシュで爽やかな白ワインが生産されています。
これらのワインは、柑橘系の香りと軽やかな酸味が特徴で、軽い口当たりと程よいミネラル感を持ちます。
近年、アブルッツォ州ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、トレッビアーノの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。
これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。