トスカーナ州シエナ県にあるヴァル・ドルチャとヴァル・ディ・メルセの丘の間に位置する2004年設立のワイナリー。彼らが所有する土地自体は1800年代に耕作されていました。地中海特有の森や、クレーヴォレ川、クレヴォローネ川、オンブローネ川の3つの川に囲まれた肥沃な土地です。レ・ヴェルツーレは「緑と植物が豊かなこと」を意味し、その名は200年以上に渡って保たれ続けてきました。もともとイノシシとシカが住んでいた汚れの無い土地に羊の牧場が作られ、そして歴史と自然に溢れたこの地を、2004年にアントネッラとルイージ・バルバンの夢をかなえるのに完璧な場所として選びました。所有する土地はコルクガシや落葉樹の森に囲まれ、2005年オリーブオイル畑を開墾、2007年には「サンジョヴェーゼ・グロッソ」を植樹。そして2013年にはこの土地に結び付いた白葡萄品種「トレッビアーノ」と「マルヴァジア」を植樹しました。サンジョヴェーゼはコルドーネ・スペロナート、白葡萄はグイヨ仕立てです。サンジョヴェーゼの畑の方角は北から南に渡っており、1本の道で2つに分かれています。標高が高い側は土壌の性質のおかげで標高が低い側の畑より10日程度早く、9月末から10月初めに葡萄が熟します。標高が低い方の畑は、川から来る夜間の涼しい風のため、10月中旬に収穫します。レ・ヴェルツーレは土地と伝統に深い敬意を示しながら葡萄とオリーブを栽培する「森に囲まれたオアシス」です。近隣には農薬を散布する生産者などは存在しない純粋な自然な環境が確立されています。美味しいワインは土地とそれを耕す人の関係から生まれる産物であるという理念を持ち、必ず敬意をもって土地と向き合っています。(インポーター資料より)