古くからこの地域で「トカイ ロッソ」という名前で親しまれてきたタイ ロッソだが、1950年代から続いたハンガリーとの「トカイ名称論争」に終止符が打たれ、2008年ヴィンテージ以降のラベルにはタイ ロッソと記載することが義務付けられていた。そして「トカイ フリウラーノ」はフリウリで栽培されたものを「フリウラーノ」、ヴェネトで栽培されたものを「タイ ビアンコ」と呼ぶことに。
スペイン原産のこのブドウ品種はスペインではガルナッチャ、フランスではグルナッシュと呼ばれ、イタリアでもサルデーニャ州ではカンノナウ、トスカーナとラツィオ、ウンブリアの各州ではアリカンテ、マルケ州ではヴェルナッチャ ディ セッラペトローナと様々な呼び名で栽培されている。コッリ ベーリチで収穫されたタイ ロッソは除梗され、2~3週間のマセレーション、野生酵母によるアルコール醗酵を行う。圧搾後ステンレスタンクにて数週間醗酵の続きを行い、澱を沈めたのち、使い古しの樽に移し替え熟成。ノンフィルターで瓶詰め。2009年がファーストヴィンテージ。(インポーター資料より)