樹齢30年のハイデと樹齢35年のウンガーベルク(粘土、砂利、砂土)のビオディナミ(デメター認証)の畑のぶどうを使用。3種類の土壌から一番良い状態のぶどうを手摘みで収穫。選果後、破砕し、24時間スキンコンタクトし、プレスはせず、フリーランジュースのみ使用。ポンプを使用せず、重力によりステンレスタンクに移し、発酵。発酵途中に古樽に移し、14ヵ月熟成。ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。
クリアなやや濃いイエロー。若い黄桃、アプリコット、ヘーゼルナッツの香り。液体にはみずみずしさが感じられ、アタックは軽やかですが口に含むとじわーっと果汁エキスの香りが膨らみます。高い酸味はなめらかで溶け込んでおり、ヴァニラのような樽の風味と絶妙なバランスで、甘やかな香りがアフターに長く続きなんとも心地よい余韻です。ぜひ今時期にストックいただきたい一本。(インポーター資料より)
ブルゲンランドは、オーストリア東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ノイジードル湖の周辺に広がり、パンノニア平原の一部を形成しています。
温暖な大陸性気候と、湖の影響による独特の微気候が、ブドウ栽培に理想的な環境を生み出しています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、白ワイン用のヴェルシュリースリング、シャルドネなどがあります。
特に貴腐ワインの原料となるボトリティス菌に感染したブドウを使用した甘口ワインも有名です。
注目すべき地区として、ノイジードル湖周辺のルスト地区があります。
ここでは、湖の影響を受けた独特の気候条件下で、凝縮感のある甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、豊かな果実味と複雑な風味を持ち、優雅さと深みを兼ね備えています。
近年、ブルゲンランドではナチュラルワインの生産が盛んになっています。
化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視することで、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインが生まれています。
ブルゲンランドのワインは、伝統的な手法と現代的なアプローチが融合した、オーストリアワインの新たな魅力を体現しています。初心者の方にも、中欧ワインの多様性と奥深さを感じていただける産地です。