樹齢20年のツァージャッカー畑のツヴァイゲルト(粘土、砂土)、樹齢25年のゴルドベルク畑のヴェルシュリースリング(石灰岩、砂利)を使用。ツヴァイゲルト:手摘みで収穫。選果、 除梗、破砕、スキンファーメント後、プレスはせず、フリーランジュースのみ使用。アカシア樽(2500L)に移し、12ヶ月間発酵熟成。ヴェルシュリースリング:手摘みで収穫。選果後、除梗、破砕、6時間スキンコンタクトし、プレスはせず、フリーランジュースのみ使用。ポンプを使用せず、重力によりステンレスタンクに移し、発酵、6カ月熟成。マロラクティック発酵なし。2020年のツヴァイゲルトと2021年のヴェルシュリースリングのワインをブレンド。すべて、ノンフィルター、酸化防止剤なし。
クリアなルビー色。ブラックベリー、プルーン、黒系果実の香り。シャクヤク、ほんのり樽のようなニュアンスがあり、味わいはラズベリー、クランベリーのようなキュートな赤系果実のような酸味があります。全体的にまとまりがあり、ストレスなくスルスルと進むカジュアルなラインですが、パラパラと流れるタンニン、シダのような針葉樹の青さもあり軽やかで、溶け込んだ白ブドウの要素ががただの軽い赤ではない絶妙なバランス出している特別なキュヴェ。(インポーター資料より)
ブルゲンランドは、オーストリア東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ノイジードル湖の周辺に広がり、パンノニア平原の一部を形成しています。
温暖な大陸性気候と、湖の影響による独特の微気候が、ブドウ栽培に理想的な環境を生み出しています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、白ワイン用のヴェルシュリースリング、シャルドネなどがあります。
特に貴腐ワインの原料となるボトリティス菌に感染したブドウを使用した甘口ワインも有名です。
注目すべき地区として、ノイジードル湖周辺のルスト地区があります。
ここでは、湖の影響を受けた独特の気候条件下で、凝縮感のある甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、豊かな果実味と複雑な風味を持ち、優雅さと深みを兼ね備えています。
近年、ブルゲンランドではナチュラルワインの生産が盛んになっています。
化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視することで、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインが生まれています。
ブルゲンランドのワインは、伝統的な手法と現代的なアプローチが融合した、オーストリアワインの新たな魅力を体現しています。初心者の方にも、中欧ワインの多様性と奥深さを感じていただける産地です。