旧オーストリア・ハンガリー帝国で最も広まった白ブドウ品種”フェルトリーナ。オーストリアではグリュナー・フェルトリーナと呼ばれる。粘土質石灰土壌に植わる樹齢30年の樹。6-7日間軽い醸しをし、タンク、木樽同様空気を通す卵型タンク、アカシア材バリック、樫材バリックにてそれぞれ熟成後、亜硫酸を僅かに加えて瓶詰め。オレンジ掛かったイエローで濁りがある。アプリコットやオレンジなど柑橘風味豊か。フレッシュで生き生きした酸を感じ、オレンジや八朔の果実味、豊かな酸が生命力を感じさせ、仄かに感じる果皮のタンニンが舌をくすぐる。(インポーター資料より)
スロバキアのカルパチア地方は、西部の平地から東部のトカイまで広がる魅力的なワイン産地です。
カルパチア山脈の麓に位置し、大陸性気候の影響を受けていますが、山々が気候を穏やかにしています。この地域は6つの生産地域に分かれており、それぞれ独自の特徴を持っています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のヴェルトリンスケ・ゼレネ、リースリング、ペセツカ・レアンカ、赤ワイン用のフランコフカ・モドラなどがあります。
特に注目すべき地区として、トカイがあります。ここでは、貴腐ブドウを使用した甘口ワインが生産されており、複雑な風味と豊かな甘みが特徴です。
近年、カルパチア地方ではナチュラルワインの生産が盛んになっています。
例えば、ピヴニツァ・ブラフツェのような生産者が、化学的な添加物を極力使用せず、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインを生み出しています。