マセラシオン4〜5日、ステンレスタンクで自然酵母発酵させ、6ヶ月ステンレスタンクで熟成。グレープフルーツやレモンの柑橘と麦わら、レモングラスの爽やかなハーブ。味わいは酸がイキイキとしていてフレッシュ。さっぱり系のファーストインプレッションから中盤から果実実が増していき、余韻には甘い蜜が感じられる。ビターでほろ苦い食欲をそそる味わいも。旨みがしっかりあり、味わいのボリューム感もあり、バランスの良いワイン。
カルロ・タンガネッリは、トスカーナのアレッツォ県、キャンティとモンテプルチァーノに挟まれた、トスカーナ農業の伝統が豊かに息づく中世の街、カスティリオン・フィオレンティーノで事業を営む小さな蔵。古代ローマ時代からトレッビアーノを生産しているエリアで、5代目のマルコ・タンガネッリによると、「ガレストロと呼ばれる石灰岩と泥灰岩の混じった土壌はトレッビアーノに最高の土壌」
トレッビアーノの美味しさを最大限抽出するために、収穫は10月中旬以降に皮が強く厚くなった完熟の状態で行い、伝統的な工程であるマセラシオンすることで皮のタンニンと旨味、深い味わいが楽しめるトレッビアーノに仕上げる。(インポーター資料より)
トスカーナは、イタリア中西部に位置する魅力的なワイン産地です。
ティレニア海に面し、アペニン山脈に囲まれた丘陵地帯が広がっています。
気候は地中海性で、沿岸部は温暖ですが、内陸部では寒暖の差が大きくなります。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のサンジョヴェーゼ、カナイオーロ、白ワイン用のトレッビアーノ、ヴェルナッチャなどがあります。
特に注目すべき地区として、キャンティがあります。
ここでは、サンジョヴェーゼを主体とした個性的な赤ワインが生産されています。
これらのワインは、チェリーやプラムの果実味と、ハーブのような香りが特徴で、エレガントな酸味とタンニンのバランスが楽しめます。