フランコフカ・モドラは東欧で栽培されているブラウフレンキッシュの別名。即圧搾後品種ごとに醸造。アルコール発酵はスペイン産ティナハ(巨匠パディジャ作)で。淡いグレナデン色。アセロラやチェリージュースの様な味わいで、軽やかでフレッシュ。(インポーター資料より)
スロバキアのカルパチア地方は、西部の平地から東部のトカイまで広がる魅力的なワイン産地です。
カルパチア山脈の麓に位置し、大陸性気候の影響を受けていますが、山々が気候を穏やかにしています。この地域は6つの生産地域に分かれており、それぞれ独自の特徴を持っています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のヴェルトリンスケ・ゼレネ、リースリング、ペセツカ・レアンカ、赤ワイン用のフランコフカ・モドラなどがあります。
特に注目すべき地区として、トカイがあります。ここでは、貴腐ブドウを使用した甘口ワインが生産されており、複雑な風味と豊かな甘みが特徴です。
近年、カルパチア地方ではナチュラルワインの生産が盛んになっています。
例えば、ピヴニツァ・ブラフツェのような生産者が、化学的な添加物を極力使用せず、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインを生み出しています。
ブラウフレンキッシュは、オーストリア東部のブルゲンラント州で主に栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、パンノニア平原の西端に位置し、大陸性気候と地中海性気候の影響を受けています。
暖かく乾燥した夏と、穏やかな冬が特徴です。
ブルゲンラント州では、ブラウフレンキッシュの他にツヴァイゲルト、ザンクト・ラウレント、そして白ブドウのグリューナー・ヴェルトリーナーなども栽培されています。
特筆すべき地区として、ミッテルブルゲンラントがあります。
ここでは、鉄分を含む粘土質の赤土壌が特徴的で、この土壌から生まれるブラウフレンキッシュワインは、スパイシーでミネラル感豊かな味わいが特徴です。果実味とタンニンのバランスが良く、エレガントな酸味を持ちます。
近年、ブルゲンラント州ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ブラウフレンキッシュの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。