9月に手摘みで収穫。畑とワイナリーにて葡萄を選択し、コンクリートタンクを使用し、全房で天然酵母にて10~15日、その後、皮と茎を除梗し、数日発酵。その後、澱と共にフレンチオークにて 6 か月熟成。無清澄、軽めの濾過、ボトリング時のみ、ごく少量の硫黄を使用。2021年9月ボトリング。ジュビアとは、“雨”という意味。自然との連想を考えた時、この名前が詩的な感覚でネーミング。ラべルにも雨が降り注ぐ風景が描かれています。明るめの淡い赤色。ラズベリー、ブラックベリー、プラム、小さな花の香り。柔らかなボディとタンニン。ラズベリーや野イチゴなどを中心とした赤い果実と少しのスパイシーさがアクセント。バランスの取れた酸とじんわりとくる果実味がライトな赤ワイン。(インポーター資料より)
明るめの薄い色合い。小さいベリー系の果実味に優しタンニン。少しワイルドなニュアンスが飽きがくることなく飲み進めさせてくれます。全体的にバランスのいいワインだと感じるのは質の高い綺麗な酸が残っているからだと感じました。軽めの優しい赤。今まで苦手だった赤もきっとこれならいけるかも。
バレンシア州は、スペイン東部の地中海沿岸に位置し、温暖な地中海性気候と多様な地形を持つワイン産地です。海岸沿いの平野から内陸部の丘陵地帯まで、変化に富んだ地形がワインの個性を生み出しています。この地域の特産ぶどう品種には、赤ワイン用のボバルとモナストレル、白ワイン用のマカベオがあります。特にボバルは、バレンシア州のウティエル・レケーナ地区が原産地で、近年再評価されている注目の品種です。ウティエル・レケーナ地区は、バレンシア州の中でも特に注目される産地です。ここでは、ボバルを主体とした深い色合いの滑らかなワインが造られています2。これらのワインは、果実味豊かでバランスの取れた味わいが特徴です。
バレンシア州では、自然派ワイン(ナチュラルワイン)の生産も盛んです。地元の固有品種を活かし、化学的な添加物を極力抑えた醸造方法で、テロワールの個性を表現したワインが造られています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味と、土地の特徴を反映した味わいが楽しめます。