ヴィーニョ・ヴェルデの中でも内陸部に位置するセロリコ・デ・バスト地区にあり、標高350m、南西向きの花崗岩土壌。海風の影響をほとんど受けない。暑く乾燥した夏と、寒く雨の多い冬が、ワインを特別なものにする。手摘み収穫、畑では熟成と健康状態が完璧な状態のブドウの房だけを収穫。除梗。ブドウ全体をソフトにプレス。ブドウ果汁を重力でタンクに運び、低温清澄化。長期間の発酵。定期的にバトナージュを行いながら、5ヶ月間澱とともに熟成。(インポーター資料より)
ヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガル北西部のミーニョ地方に位置する魅力的なワイン産地です。
大西洋に面し、複数の川が流れる渓谷には海風が吹き込み、温和な海洋性気候を形成しています。
花崗岩を母岩とする砂質土壌が広がり、ブドウ栽培に適した環境です。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のロウレイロ、アルバリーニョ、アリント、赤ワイン用のヴィニャオンなどがあります。
特に注目すべき地区として、モンサオとメルガソがあります。
ここでは、アルバリーニョを使用した個性的な白ワインが生産されています。
これらのワインは、フルーティーな香りと豊かな果実味が特徴で、ミネラル感も楽しめます。
アルバリーニョは、スペイン北西部のガリシア州、特にリアスバイシャス地方で栽培される白ワイン用ブドウ品種です。
この地域は大西洋に面し、年間降水量が1,600〜1,800mmと多湿で、夏は比較的冷涼、冬は穏やかな気候です。
リアスバイシャスでは、アルバリーニョの他にトレイシャドゥーラやロウレイロなどの品種も栽培されていますが、アルバリーニョが90%以上を占めています。
特に注目すべき地区として、バル・ド・サルネスがあります。ここは最も冷涼で湿度が高く、花崗岩土壌を沖積層の砂が覆っています。
この地区で造られるアルバリーニョワインは、フルーティーでフレッシュな風味が特徴で、ミネラル感と爽やかな酸味が楽しめます。
アルバリーニョから造られるワインは、白桃やアプリコットを思わせるフルーツの香りと、ハーブや柑橘系の爽やかな香りが特徴です。
味わいは、ジューシーな果実味と鋭い酸味、そして海の塩を連想させるミネラル感があり、「海のワイン」とも呼ばれています。