少しの青いニュアンスと柑橘系のフルーティーさが絶妙なバランスで流石のクオリティ。
アルコール度数は14%と少し高いですが、そんなの飲んだだけでは感じないほど洗練されています。
この価格でこれはすごい!こういう点もナチュラルワインの面白いところですね。
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアは、イタリア北東部に位置する白ワインの聖地として知られる魅力的なワイン産地です。アルプスからの冷たい風とアドリア海からの暖かい空気が混ざり合う独特の気候を持ち、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
この地域は、高原地帯、丘陵地帯、平野部、海岸地域と多様な地形を有しており、それぞれの特性を活かしたワイン造りが行われています。
特産のブドウ品種には、古代からの歴史を持つヴェルドゥッツオや、珍しい小粒のピコリットがあります。
特に注目すべき地区として、コッリオ地区やイゾンツォ地区、コッリ・オリエンターレ・デル・フリウーリ地区があります。
これらの地域では、ポンカと呼ばれる独特の粘土砂岩土壌が、高品質なワインの生産を可能にしています。
近年、この地域ではナチュラルワインの生産も盛んです。
化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視することで、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインが生まれています。
フリウリのワインは、果実味豊かで酸とのバランスが取れた、エレガントな味わいが特徴です。
ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方やニュージーランドのマールボロ地区で特に有名な白ブドウ品種です。
ロワール地方は、大西洋の影響を受けた冷涼な気候で、川沿いの丘陵地帯に多くのブドウ畑があります。
この地域では、ソーヴィニヨン・ブランの他にシュナン・ブラン、カベルネ・フランなども栽培されています。
特筆すべき地区として、サンセールがあります。
ここでは、石灰質と珪石の混じった土壌で育つソーヴィニヨン・ブランから、ミネラル感豊かでキレのある白ワインが生産されます。
これらのワインは、グレープフルーツやライムを思わせる柑橘系の香りと、爽やかな酸味が特徴です。
近年、ロワール地方ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ソーヴィニヨン・ブランの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。
これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。