アルドが新たに造り出した3種ブレンドの白ワイン。
両親から譲り受けた標高280mに位置する粘土質主体のピエトラリノーサのグリッロ、標高500mで石灰質のモンテロンゴで栽培されたカタラット&グレカニコを使用。平均樹齢は12年。
10月初旬に手摘みで収穫したブドウを除梗し、ソフトプレスを行いステンレスタンク内で25-35℃で2週間のマセラシオンを行います。そのままステンレスタンク内で6ヶ月間熟成。
ボトリング時に極少量のSo2を添加。フィルタリングは澱の集中した最後の方のみ軽く行います。クリミーソやエジェスタよりも親しみやすく明快。"享楽的なワイン"とアルドがこのワインを説明してくれました。
彼の新たな一面を垣間見えるワインではありますが、他のワインと共通する芯の強さも十分に感じられます。
水アメを思わせる甘いアロマ、エストラゴンなどのハーブ感とオリエンタルな雰囲気を感じるフレッシュな香りがあります。柔らかく穏やかな果実味があり飲み心地抜群。一見淡いと思えるような優しさを感じますが、じんわりと旨味と水あめのような甘みが余韻に残り、アルドらしいブドウの存在感を感じます。
彼の造る白ワインには無かった明快さに魅了されます