9月下旬に手摘みで収穫。葡萄を2回選択し、50%を除梗。メルセゲラとマカベオは別々で発酵。機械で優しく圧縮、デブルバージュは、24-48時間。ステンレスタンクにて、低温にてマセレーション後、天然酵母にて14日間自然発酵、その間バトナージュは軽めに毎日実施。ステンレスタン クとフレンチオーク、アンフォラにて10か月熟成。ボトリング前日にブレンド。無清澄、無濾過にてボトリング時に、極少量の硫黄のみ使用。 ラスカーニャとはバレンシアにある地域の名前で、そこに葡萄畑があるため、ワイン名に使用。 少しに濁りがある黄金色。ミネラル、ハーブ、やや白い花と柑橘、熟した林檎、麦の香り。ミネラルが溶け込み、しっかりとした果実味と柔らかなボディとタンニン。じんわりとした旨味と素朴さが特徴的。出汁感のあるやさしいライトオレンジワイン。(インポーター資料より)
バレンシア州は、スペイン東部の地中海沿岸に位置し、温暖な地中海性気候と多様な地形を持つワイン産地です。海岸沿いの平野から内陸部の丘陵地帯まで、変化に富んだ地形がワインの個性を生み出しています。この地域の特産ぶどう品種には、赤ワイン用のボバルとモナストレル、白ワイン用のマカベオがあります。特にボバルは、バレンシア州のウティエル・レケーナ地区が原産地で、近年再評価されている注目の品種です。ウティエル・レケーナ地区は、バレンシア州の中でも特に注目される産地です。ここでは、ボバルを主体とした深い色合いの滑らかなワインが造られています2。これらのワインは、果実味豊かでバランスの取れた味わいが特徴です。
バレンシア州では、自然派ワイン(ナチュラルワイン)の生産も盛んです。地元の固有品種を活かし、化学的な添加物を極力抑えた醸造方法で、テロワールの個性を表現したワインが造られています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味と、土地の特徴を反映した味わいが楽しめます。