ワインは、葡萄から出来た農作物の他なりません。一農民として、足るを知り、地に足をつけ、日々抗うことのできない自然と向き合いながら、私たちと同じ様々な生き物と共存しながら、移りゆく季節と共に、明け暮れる夜明けと共に、日々を過ごしていきます。 そんな時間は、あっという間に時が過ぎて、毎日葡萄とワインのお世話をしているのですが、自然はそんなの関係なしに、足早に日々変化していきます。 偉大な自然の移ろいに追いつくなんて事は、今も今後も一生かけてもあるはずはなく、毎日の精一杯で生きていくことでしかないのかもしれません。 おかげさまで、充実した暮らしができております。 そんな農産物だからこそ尊いワインになるのかもしれません。 そして、それは、嗜むすべての人たちの心も豊かにするものです。 ワインも、葡萄も、すべての農産物すべて同じです。 そんなことを気づくきっかけになれたら良いなぁ。 というコンセプトをもとに、このVino da tavola(テーブルワイン)が生まれました。 そういった豊かな暮らしを紡いでいけば、 誉められもせず 苦にもされずそういう人に私はなりたい。 一農民としてイーハトーヴに人生を捧げた宮沢賢治さんのように。 (生産者より)
セイベルは、フランスで開発された耐病性の高いハイブリッド品種で、主に日本の北海道や長野県で栽培されています。これらの地域は冷涼な気候と豊かな自然環境が特徴で、セイベルの栽培に適しています。
北海道では、セイベル13053(カスケード)、セイベル5279(オーロラ)、セイベル9110などが栽培されています。
他にも、ケルナーやツヴァイゲルトレーベなどの欧州系品種も見られます。
特に注目すべき地区として、北海道の池田町があります。
ここでは、厳しい寒さに耐える「山幸」という品種が開発されました。
これはセイベル13053とヤマブドウの交配種で、地域の気候に適応した個性的なワインを生み出しています。
セイベルから造られるワインは、フルーティーで爽やかな味わいが特徴です。特にセイベル9110は、フレッシュなアロマと心地よい酸味を持つワインになります。