ネゴシアン・ブランド、「LA TANGENTE ラ・タンジェント」からのワイン。北のサンソーと南のガメイを使用していたので元々は「エクスキューズ=言い訳」というキュヴェだったが、他の生産者と被っていたため、「vaniteux=自惚れ」より、レ・ヴァンというキュヴェ名に。全房のまま品種ごとに醸造。フードル樽とアンフォラで1か月熟成、その後ブレンド。濁りのあるルビーレッド。小さいバラの花のアロマ。野苺のような赤いピュアな果実味。緻密なスパイス感があり、ほんのりと紅茶のようなニュアンスも感じられます。とても瑞々しく、しっかりとしたミネラル感があり、余韻にはオレンジのような清々しい香りが広がります。スルスルと身体に染み入るようなワインです。(インポーター資料より)
ローヌは、フランス南東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ローヌ川に沿って約250kmにわたって広がり、北部と南部に大きく分かれます。
北部は半大陸性気候で急峻な斜面に畑が並び、南部は地中海性気候でなだらかな丘陵地が広がります。
特産ブドウ品種は、北部では赤ワイン用のシラー、白ワイン用のヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ。南部では赤ワイン用のグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなどがあります。
特出した地区として、北部のコート・ロティがあります。
ここでは、花崗岩質の土壌と急斜面を活かした個性的な赤ワインが生産されています。
これらのワインは、シラーの力強さとヴィオニエのエレガントさが融合した複雑な味わいが特徴です。
サンソーは、南フランスの地中海沿岸地域が原産の黒ぶどう品種です。この地域は高温で風が強く、降水量が少ない気候が特徴です。サンソーは、グルナッシュやシラーなどの品種と共に栽培されており、特にプロヴァンス地方ではロゼワインの製造に広く使用されています。注目すべき地区としては、ラングドック地方のフォジェール地区があります。ここではシスト(片岩)土壌が特徴的で、サンソーワインに独特の個性を与えています。サンソーから造られるワインは、軽やかでフルーティーな味わいが特徴です。赤ワインでは、レッドベリーや赤系果実の香りに、フローラルな要素が加わり、優しく心地よい酸味と透明感のある味わいを楽しめます。