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ヨーゼフ 2021 - アンジェ

Josef 2021 - Anze Ivancic

¥10,340

樹齢40~50年の古樹が残る畑の3つの白ブドウを、そのままのセパージュで醸造を行ったヨーゼフ。ワインの名は、この偉大なる畑を維持してきたオーナーに敬意を表して。ワインのベース、骨格を形成するリボッラ ジャッラ。果皮のタンニンや酸、ワインを肉付けするシャルドネ、そして華やかさやエレガントさ、バランスを生み出すフリウラーノ。ヨーゼフが50年前から造り続けてきた、「土地のワイン」としてのイメージを残しつつも、アンジェとして強烈に練り込まれ、独自に表現したブルダの土地。リボッラ ジャッラとシャルドネは収穫を合わせて一緒に収穫&醗酵。時期が合わなかったフリウラーノのみ別にし、醗酵が終わってからアッサンブラージュ。木樽で24カ月の熟成を行ったワイン。 他の3つのワインがそれぞれバランスを取り合う、屋台骨となるリボッラとシャルドネに、フリウラーノの香り、アロマティックさが加わり、レブーラとは違ったサイズ感、ふくよかさを感じる素晴らしい味わいです。


アンジェについて

アンジェ
スロヴェニア西端、イタリアと国境を隔てるBrdaブルダ、その中心部に位置するビリャーナの町。イタリア側のゴリツィアやコルモンス、オスラヴィアまで車で10~20分と近く、国は違うものの同じ土壌を持つ「Collioコッリオ」であり、古くローマ時代にはコッリオの中心地として繁栄していたとされる土地。旧ユーゴスラヴィア時代、共産主義の名のもとに土地の所有が無くなり、経済的な発展を遂げられなかったこともあり、現在イタリア側とは大きくかけ離れた経済的な格差が残っている。同じ土地個性、ポテンシャルを持っていても、国を違えるだけでその評価や価値は大きくかけ離れてしまう。当主であるアンジェ イワンチッチは現在31歳。両親、親族もワイン造りはおろか、農業とも全く関係のない職業を営んでいたものの、幼くして自然や農業に興味を持ち、高校は地元の農業高校に進学。校内に掲示されていたワイナリー研修生募集に申し込んだアンジェ。その研修先こそフリウリ、いやイタリアを代表する偉大なる白ワインの造り手「Josko Gravnerヨスコ グラヴネル」でした。
研修期間だけでなく、そのままグラヴネルの元で10年以上働いた彼。「ワインを造る上で重要な事、唯一のことはヨスコの元で経験した事」、そう屈託のない笑顔で語るアンジェ。自宅の近くにある高樹齢のブドウ畑を2017年より借り、働きながら自身でブドウ栽培、醸造を始めます。表土は基本的にほとんど手を加えない。ブドウ樹の仕立てが高いこともあり、雑草がある程度伸びても樹の生育に影響を与える事は少ない。1年間で僅か1~2回、雑草を切るのみ。「畑の下草や表土にも野生酵母は多く存在している、だから基本的に畑に残すようにしている」、そう語るアンジェ。
非常に恵まれたポンカに埋め尽くされた土壌に、50年以上の古いブドウ樹は近代的な仕立てではなく、伝統的ともいえる土地に見合った仕立て。しかし、それだけではある意味古くからあるワイン造りの域を出ません。しかし、そこからさらに目を疑うような激しい収量制限と、果皮・種子の完熟、というより超凝縮ともいえるような樹上での完熟。種子まで完熟し茶色く色づいた種子、「収穫前の粒を割ると、果汁がまるで蜂蜜のような粘性を持っているんだ」、そう笑う彼の自然体過ぎるこだわり。ワイン造りを始めたきっかけから、畑との向き合い方、そしてワイン造りまで。ヨスコ グラヴネルという偉大なる造り手で構築されたアンジェのフィロソフィ。
金銭的な理由もあり、ティーノ(開放式の大樽)を使ったマセレーションが行えません。絶対的に生産量が足りず、大樽を埋めるだけのワインがないため、熟成にはバリックやトノーを使っているアンジェ。「自分の考えるワイン造りでは、最低でも2年間の樽熟成は必要だと思っている。そして1年以上のビン熟成も、、。だから、今の自分が造っているモノは、最低限の基準かもしれない。ただ、かといって今の自分のワインが足りていないとも思わない。設備が揃ったからと言ってよいものができるわけではない。自分自身が、日々理解し納得して造ることが出来るか、それが最も大切だと思う。」
醸造設備としては、大樽やセメントタンクなどはなく、グラスファイバーの容器や10年以上の古小樽のみ。容器が小さいため、樽からの香りやニュアンスを嫌い、新しい樽を使わないアンジェ。しかし、中に入っている液体の密度、情報量の多さ。美味しいという言葉だけでは全く足りない、、そう自覚するほどの圧倒的な味わい。ボトル詰めを始めたのは2018年から。生産量は僅か3000~4000本には満たない量。あれほどの徹底的な収量制限を行っているからこその少なさ。フリウリ、スロヴェニアという枠を超えて表現しきる「Brdaブルダ=Collioコッリオ」のポテンシャル。そしてこれから先の時代を担うアンジェの可能性。間違いなく覚えていただきたい原石のような造り手です!(インポーター資料より)

アンジェの他のワイン





生産年
2021

アルコール度数
14%

容量
750ml

送料
¥1,500 (¥18,000以上で送料無料)

税率
10%

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