エトナ山の古い呼び名Mongibello(モンジベッロ)は「Monte bello=美しい山」から来た言葉で、元々はラテン語モンス(山)とアラビア語ジベル(山)から派生したと考えられている。古き良きエトナの伝統を、個性の違う畑(ときに異なるヴィンテージ)をバランス良くブレンドする手法をとることで踏襲してきた。初ヴィンテージは2004年、当初は、陰干ししたブドウを使い、長期間のマセレーションを行いアンフォラで熟成させていたが、徐々に醸造方法をブラッシュアップし、現在のスタイルに落ち着いている。
カルデッラーラ、クラザ、ピッチョーロの区画の平均樹齢30年ほどのブドウから収穫、丁寧に除梗、軽く圧搾し、3日間のマセレーションを行う。1500~4500Lの樹脂製タンクで約16か月間、醗酵の続きと熟成を行う。(インポーター資料より)
シチリアは、イタリア最大の島で、地中海性の温暖な気候に恵まれたワイン産地です。
海抜0メートルから標高1,200メートルまでの多様な地形と、石灰質、火山性など様々な土壌が特徴で、ブドウ栽培に適した環境を持っています。
シチリアの特産ブドウ品種には、白ワイン用のインツォリア、グリッロ、カタラット、赤ワイン用のネロ・ダーヴォラ、ネレッロ・マスカレーゼなどがあります。
特に注目すべき地区として、エトナ山の麓があります。ここでは、火山性土壌と冷涼な気候を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、酸とミネラルが豊かで、エレガントな味わいが特徴です。