エトナ山の古い呼び名Mongibello(モンジベッロ)は「Monte bello=美しい山」から来た言葉で、元々はラテン語モンス(山)とアラビア語ジベル(山)から派生したと考えられている。初ヴィンテージは2001年で、古き良きエトナの伝統を、個性の違う畑(ときに異なるヴィンテージ)をバランス良くブレンドする手法をとることで踏襲してきたが、2012年から単独ヴィンテージでボトリングすることになった。同時に、単一畑ないし近い標高、土壌特性の近い複数区画のブレントをそれぞれボトリングしたムンジェベル ロッソのクリュものもリリースするようになった。
畑名のないムンジェベルロッソは、キウーザ スパニョーロ(ゾットリノート地区)、ポルカリア(フェウディ ディ メッツォ地区)、ランパンテ ソッターナ、クラザ、ピアーノ デイ ダイーニの平均樹齢50年ほどのネレッロ マスカレーゼをブレンドして造られる。収穫、丁寧に除梗、軽く圧搾し、本格的収穫の前に少量の潰したブドウの自家醗酵種(Pied de cuve)と共に、50日間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。2500~7000Lのグラスファイバー製のタンクで熟成を行う。(インポーター資料より)
シチリアは、イタリア最大の島で、地中海性の温暖な気候に恵まれたワイン産地です。
海抜0メートルから標高1,200メートルまでの多様な地形と、石灰質、火山性など様々な土壌が特徴で、ブドウ栽培に適した環境を持っています。
シチリアの特産ブドウ品種には、白ワイン用のインツォリア、グリッロ、カタラット、赤ワイン用のネロ・ダーヴォラ、ネレッロ・マスカレーゼなどがあります。
特に注目すべき地区として、エトナ山の麓があります。ここでは、火山性土壌と冷涼な気候を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、酸とミネラルが豊かで、エレガントな味わいが特徴です。
ネレッロ・マスカレーゼは、イタリアのシチリア島、特にエトナ山周辺で栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
エトナ山は活火山で、その斜面は標高が高く、火山性の土壌が特徴的です。
気候は地中海性で、昼夜の温度差が大きく、ブドウ栽培に適しています。
シチリアでは、ネレッロ・マスカレーゼの他に、ネレッロ・カップッチョ、カタラット、グリッロなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、エトナ山の北斜面があります。
ここでは、火山性の土壌と高度な標高(最大1,000m)を活かした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、エレガントな酸味と繊細なタンニン、ミネラル感が特徴で、赤い果実やハーブの香りが感じられます。