自宅のすぐ前にあり、ビリャーナでは最も古いリボッラ ジャッラ(58年)が残る畑。強烈なポンカ土壌に深く根を伸ばし、さらに近年のクローン選抜される以前のリボッラ ジャッラ。厳しいグリーンハーヴェストを行うため、夏の時点で約70%のブドウを間引く。さらにブドウの房もカットする。収穫の時点で凝縮し、果汁が蜂蜜のようになるほどに凝縮したブドウを目指すアンジェ。2021年は天候に恵まれ、昼夜の気温差によって酸が残った、バランス感のあるヴィンテージ。収穫したブドウは自身で細かく選別を行い、梗まで完熟した房は除梗せずにマセレーション。アルコール醗酵が終わってから圧搾し、使い込んだバリックやトノーにて24カ月の熟成。途中、オリ引きは最低限にとどめる事で、オリの持つ要素や味わいを尊重したワイン造り。 まず何よりも、液体の濃度に驚かされてしまいます。徹底しきった収量制限と、樹上での成熟によって「極限」といってもいいほど凝縮したブドウを果皮と共に醗酵する。く「マセレーションをすることは必ず必要な事ではない。ただ、最高のブドウを収穫できたのなら、果皮や種子を使わないのがもったいないだけ。」そう言い切るアンジェ。成熟した果皮、果梗、そして種子まで、すべてがワインに味わいや奥行き、複雑さを与える要素となっている。それを本能的に感じるリボッラ ジャッラ。アルコールの高さはもちろんあるものの、果実や酸、奥行き、どのサイズも飛びぬけているため、決して悪目立ちしていない。むしろその迫力とどこまでも続く余韻の長さには、間違いなく驚いていただけると思います。 (インポーター資料より)
リボッラ・ジャッラは、イタリア北東部のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州で主に栽培される白ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、アルプス山脈の麓に位置し、地中海性気候と大陸性気候の影響を受けています。
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州では、リボッラ・ジャッラの他にフリウラーノ、ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブランなども栽培されています。
特に注目すべき地区として、コッリオ・ゴリツィアーノがあります。
ここでは、丘陵地帯の独特の土壌と気候条件を活かした個性的なワインが生産されています。
リボッラ・ジャッラから造られるワインは、フローラルな香りと爽やかな酸味が特徴で、ミネラル感豊かな味わいが楽しめます。