全房にてステンレスタンク発酵、2 日間マセラシオン。全ての工程で無添加、無清澄、無濾過、2016年春ボトリング。
ラベルには、畑で生活している動物や虫が描かれています。
グレープフルーツ、ハーブ、草原、ミネラルなどの香り。ボトルで6年寝かせたとは思えないフレッシュさと爽やかさ。酸とミネラルが溶け込み、柔らかな印象。柑橘系のフルーツとハーブのニュアンス、余韻に柑橘類の皮のほろ苦さ。
時間かけて飲むのがおすすめです。
ソーヴィニヨン・ブランは、フランスのロワール地方やニュージーランドのマールボロ地区で特に有名な白ブドウ品種です。
ロワール地方は、大西洋の影響を受けた冷涼な気候で、川沿いの丘陵地帯に多くのブドウ畑があります。
この地域では、ソーヴィニヨン・ブランの他にシュナン・ブラン、カベルネ・フランなども栽培されています。
特筆すべき地区として、サンセールがあります。
ここでは、石灰質と珪石の混じった土壌で育つソーヴィニヨン・ブランから、ミネラル感豊かでキレのある白ワインが生産されます。
これらのワインは、グレープフルーツやライムを思わせる柑橘系の香りと、爽やかな酸味が特徴です。
近年、ロワール地方ではナチュラルワイン造りに取り組む生産者が増えています。
有機栽培やビオディナミ農法を採用し、最小限の介入で醸造を行うことで、ソーヴィニヨン・ブランの持つ繊細な風味と果実味を存分に引き出しています。
これらのワインは、生き生きとした酸味と豊かな果実味が特徴で、テロワールの個性を鮮明に表現しています。