上山の葡萄部会の皆様の畑を一軒ずつ視察させていただき、丁寧な仕事に心奪われた長梢栽培のマスカットベーリーA。実は上山のベーリーAの畑は最近植樹したものが多く、短梢仕立てですので、長梢の古木は貴重です。健全でよく熟した葡萄を全房でセミマセラシオンカルボニックにて発酵。ピジャージュは最小限に表面を沈める程度に。その後自園のシラー、カベルネフランを追加し、発酵。主発酵終了後もプレスは行わず密閉して果皮ごと熟成。約六ヶ月後の実の日にプレスを軽く行い静置した後瓶詰めしました。
野生的ですが、豆臭などの危うさはなく、スパイシーでベーリーAとは思えないドライな印象。ブルーベリーやローズマリーなど複雑な風味があります。(生産者資料より)