樹齢30年前後の葡萄のみ。8月下旬に収穫し、セメントタンクで 10 日にわたる醸しと醗酵終が行われ、プレス(果皮を分離)してステンタンクでマロラクティック醗酵へ。翌年5月にノンフィルターでボトリングされ、その数も僅か400本のみ。新鮮な果実と熟れた果実が絡む印象が強く、スパイシー。そのスムーズな飲み心地は、直ぐに次のいっぱいを誘うほど。熟れた黒い果実の旨味が繊細な酸味に引き立てられ、長く浸る余韻に繋がっている。(インポーター資料より)
ラツィオは、イタリア中部に位置する歴史あるワイン産地です。地中海性気候に恵まれ、海風と山岳地帯の影響で、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
特に火山性の丘陵地帯の肥沃で水はけの良い土壌が、ワインの個性を生み出す鍵となっています。
この地域の主要ブドウ品種には、マルヴァジア・デル・ラツィオ、マルヴァジア・ディ・カンディア、トレッビアーノ・トスカーノなどがあります。
特に注目すべき地区として、フラスカーティがあります。
ここでは、世界的に有名な白ワインが生産されています。
フラスカーティのワインは、柑橘類やピーチの柔らかな果実味にキビキビとした酸、ふわっとした華やかな味わいが特徴で、幅広い料理と相性が良いです。
カナイオーロ・ネーロは、イタリアのトスカーナ州で栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
トスカーナ州は、北と東をアペニン山脈に囲まれ、西は地中海に面しています。
丘陵地帯が全体の66.5%を占め、内陸部は大陸性気候、海岸部は地中海性気候となっています。
この地域では、カナイオーロ・ネーロの他にサンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、キャンティがあります。
ここでは、カナイオーロ・ネーロをサンジョヴェーゼとブレンドした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、フルーティーでソフトな味わいが特徴で、サンジョヴェーゼの酸味を和らげる役割を果たしています。