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カナヨ 2018 - イル・ヴィンコ

Canajò 2018 - Il Vinco

¥3,120

樹齢30年前後の葡萄のみ。8月下旬に収穫し、セメントタンクで 10 日にわたる醸しと醗酵終が行われ、プレス(果皮を分離)してステンタンクでマロラクティック醗酵へ。翌年5月にノンフィルターでボトリングされ、その数も僅か400本のみ。新鮮な果実と熟れた果実が絡む印象が強く、スパイシー。そのスムーズな飲み心地は、直ぐに次のいっぱいを誘うほど。熟れた黒い果実の旨味が繊細な酸味に引き立てられ、長く浸る余韻に繋がっている。(インポーター資料より)


イル・ヴィンコについて

イル・ヴィンコ
ラツィオ州北西部のマルタ(畑はマルタやポディモンテに)。火山活動でできたカルデラのボルターナ湖に面する。この湖は、ヨーロッパの中では最高に澄んだ湖とも評されています。この地域で有名な造り手と言えば、レ・コステやアンドレア・オッキピンティなどがあげられるのかもしれません。

ル・ヴィンコを率いるのは、ニコラ、ダニエーレ、マルコの3人。このプロジェクトを始めた理由は心底ワインが好きだからということ一言に尽きるとのこと。この3人が飲み明かしている時に酔っ払った勢い(ノリ)で始めることになったそうです。

ここでは、古くから小規模農家によって葡萄栽培が盛んに行われていました。しかしながら、多くの地域同様、ここでも農家の高齢化に伴い農家が栽培を断念してしまう状況にありました。そこで、この土地に魅せられた彼らが葡萄栽培を決意。彼らが大切にするモットーは土地と自然の絆(つながり)。先人から守られた地品種、主にカナイオーロ・ネーロ、(地元ではカナイオーラと呼ばれる)やアレアーティコを残していかなければならない。そこに自分たちの世界観も反映できるような醸造を目指す。そして、できる限り昔ながらの手法を尊重して始めたのです(初ヴィンテージは2015)

彼らはこの地の栽培・醸造の先輩でもある上記アンドレア・オッキピンティのサポートを受けながら、僅か2ヘクタールの畑(自社全体所有25haのうち)と僅かなレンタル畑(5.2ha)で栽培に従事しています。古い畑には接木をした葡萄、新たな畑(賃借)はピエ・ディ・フランコ。今では新しいカンティーナも建設中で、その真横に位置する畑ではグレケットを植樹している。現状は狭い場所で醸造するため、カナイオーロ・ネーロのみを醸造し、アレアーティコは友人でもあるアンドレア・オッキピンティに譲っている。

ほぼ全ての樹はコルドーネ仕立てで、新しく植樹した樹は伝統的なドッピオ・カポヴォルト(低い幹先端の枝を左右に曲げている)によって適度に日差しを浴びるようにしている。

当然のことながら理想とするワインを持続的に仕込むためには、あらゆる面で丁寧な仕事が必要とされると理解していた彼ら。そのために何が必要かもの研究にも余念がなく、2016 年には近くのトゥー農業大学と共同でボルセーナ湖由来の火山性ゼオライト(ミネラル質)を畑に使用することにしました。この結果がどのようなものかはまだ未知数ではあるものの、これにより排水性がより向上し、土壌負荷となってしまう硫黄や銅(ボルドー液)をさらに減少させることができると考えています。こうしたアプローチ同様に、醸造プロセスにおいても酵母添加や温度管理をせず、酸化防止剤も僅か数ミリグラム/L に抑え、葡萄本来のエネルギーを具現化するためノンフィルターでボトリング。

ここ数年先にはピエ・ディ・フランコのみでのカナイオーロ・ネーロが醸造されることでしょう。(インポーター資料より)

地域:ラツィオ

ラツィオは、イタリア中部に位置する歴史あるワイン産地です。地中海性気候に恵まれ、海風と山岳地帯の影響で、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
特に火山性の丘陵地帯の肥沃で水はけの良い土壌が、ワインの個性を生み出す鍵となっています。
この地域の主要ブドウ品種には、マルヴァジア・デル・ラツィオ、マルヴァジア・ディ・カンディア、トレッビアーノ・トスカーノなどがあります。
特に注目すべき地区として、フラスカーティがあります。
ここでは、世界的に有名な白ワインが生産されています。
フラスカーティのワインは、柑橘類やピーチの柔らかな果実味にキビキビとした酸、ふわっとした華やかな味わいが特徴で、幅広い料理と相性が良いです。

品種:カナイオーロ・ネーロ

カナイオーロ・ネーロは、イタリアのトスカーナ州で栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
トスカーナ州は、北と東をアペニン山脈に囲まれ、西は地中海に面しています。
丘陵地帯が全体の66.5%を占め、内陸部は大陸性気候、海岸部は地中海性気候となっています。
この地域では、カナイオーロ・ネーロの他にサンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、キャンティがあります。
ここでは、カナイオーロ・ネーロをサンジョヴェーゼとブレンドした個性的なワインが生産されています。
これらのワインは、フルーティーでソフトな味わいが特徴で、サンジョヴェーゼの酸味を和らげる役割を果たしています。




カテゴリ
赤ワイン

生産年
2018

容量
750ml

送料
¥1,500 (¥18,000以上で送料無料)

税率
10%

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