「グロビュル」とは血球の意味、ぶどうの樹に樹液が巡るのを血液に擬えて命名。’19は収量が低かったが豊かでバランス取れた年。シスト土壌に植わる45年の樹をビオディナミで栽培。全房で12日間醸し、9ヶ月間ファイバータンクで熟成。コラージュ、フィルターには掛けず、亜硫酸も添加せず瓶詰め。若干紫掛かった暗いルビーの色調。プラムやスミレに、やや田舎っぽい深みある香り。口に含むなり様々な味わいが押し寄せ、熟した赤黒果実、程よい酸とバランス取れている。とても優しく細やかなタンニン、瑞々しさ、ほんのりとバニラ、黒コショウのスパイシーさが余韻となり永く続く。
ロワール地方は、フランス中部を流れるロワール川に沿って広がる魅力的なワイン産地です。
大西洋の影響を受けた海洋性気候で、夏は温暖で冬は比較的穏やかです。
地形は変化に富み、川沿いの丘陵地帯や石灰岩の台地が特徴的です。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のシュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、赤ワイン用のカベルネ・フランなどがあります。
特に注目すべき地区として、サンセールがあります。
ここでは、石灰岩質の土壌を活かした個性的なソーヴィニヨン・ブランが生産されています。
これらのワインは、フレッシュな果実味と爽やかな酸味が特徴で、ミネラル感も豊かです。