手摘みで収穫。5 日間マセラシオンとスキンコンタクトを行ったのち、コンクリートタンクにて自然発酵。発酵途中に圧縮したの
ち、皮を取り除きます。コンクリートタンクにて、フロールのキャップの下6か月熟成。無清澄、無濾過、全ての工程で亜硫酸無
添加。”Salicornio/サルコルニオ”という名前はグラスワート(アッケシソウ)という意味で塩分を多く含む植物の名前。海抜 50m 未
満の地域に栽培されるため、海の影響である葡萄の塩分の特徴を表現するため、この名前を選びました。ラベルのデザインも
サリコニオを表現しています。濁りのある明るい黄金色。桃、アプリコット、白い花と柑橘類の皮、アロマティックな香り。ドライで柔らかなボディ。グレープフルーツの様なジューシーさとしっかりとしたミネラルと酸に、僅かなハーバルなニュアンス。余韻に土壌由来の塩味のフィニッシュ。(インポーター資料より)
バレンシア州は、スペイン東部の地中海沿岸に位置し、温暖な地中海性気候と多様な地形を持つワイン産地です。海岸沿いの平野から内陸部の丘陵地帯まで、変化に富んだ地形がワインの個性を生み出しています。この地域の特産ぶどう品種には、赤ワイン用のボバルとモナストレル、白ワイン用のマカベオがあります。特にボバルは、バレンシア州のウティエル・レケーナ地区が原産地で、近年再評価されている注目の品種です。ウティエル・レケーナ地区は、バレンシア州の中でも特に注目される産地です。ここでは、ボバルを主体とした深い色合いの滑らかなワインが造られています2。これらのワインは、果実味豊かでバランスの取れた味わいが特徴です。
バレンシア州では、自然派ワイン(ナチュラルワイン)の生産も盛んです。地元の固有品種を活かし、化学的な添加物を極力抑えた醸造方法で、テロワールの個性を表現したワインが造られています。これらのワインは、フレッシュで生き生きとした果実味と、土地の特徴を反映した味わいが楽しめます。