2022年は5,6月とアルザスに限らず、フランス全土で毎日のように雨が続き、昼夜問わず雨が止んだ一瞬の隙をみてボルドー液を散布しなけらばならなかった。それでもベト病が蔓延してしまい、例年の30%しか収量をとる事ができなかった。収穫が開始されても、寒い日が続き葡萄の熟度のバラ付きが激しく、収穫日の決定がとても困難な年となった。しかしながら収量は減ったが、凝縮度があり、高い酸度を有した素晴らし葡萄を得る事ができた。醸造でも揮発酸などの欠陥も出る事がなく瓶詰までムーズに進む事ができ、例年にはない表情のワインを得る事ができた。 100%ノンドサージュに切替え、よりナチュラルな造りに近けた。味わいも以前と異なり、良くも悪くもアルザスらしい飲み手に緊張感をあたえてしまう、酸が際立った味わいから、角のとれた膨やかさのある優しい味わいとなった。サービス温度帯も以前のクレマンより幅広く、それに伴い食事との相性の多様性広がったとヴァンサン本人も新しいスタイルに満足している。瓶内二次発酵後18ヵ月熟成。(インポーター資料より)
アルザスは、フランス北東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ヴォージュ山脈とライン川に挟まれた地域で、山脈が西からの湿った風を遮り、年間降水量が少ない乾燥した気候となっています。
また、大陸性気候の影響で暑い夏と寒い冬が特徴です。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、赤ワイン用のピノ・ノワールなどがあります。
特に注目すべき地区として、グラン・クリュ(特級畑)があります。
ここでは、テロワールの個性を生かした高品質なワインが生産されています。
これらのワインは、ミネラル感豊かでフルーティーな香りが特徴で、複雑な風味と長い余韻を楽しめます。
オーセロワは、フランスのブルゴーニュ地方北部、グラン・オーセロワ地区で栽培される白ワイン用ブドウ品種です。この地域は、ヨンヌ川右岸、シャブリ地区の南西に位置しています。
気候は冷涼で、ジュラ紀のキンメリジャン石灰質土壌が特徴的です。
グラン・オーセロワ地区では、オーセロワ以外にも、ピノ・ノワール、ガメイ、アリゴテ、ピノ・グリなどの品種が栽培されています。
特に注目すべき地区として、サン・ブリがあります。ここは、ブルゴーニュで唯一ソーヴィニヨン・ブランを主体とした白ワインが造られる特別なアペラシオンです。