1970年代以前より残っているブドウ畑から造られる白。ピニョレットやアルバーナ、モントゥーニをはじめとしたボローニャ地域の自ブドウ、10種ほどの白ブドウが混植されており、スパリエッラという仕立ては決して収穫量を抑えるものではないものの、樹齢50年を越えた樹からは、考えなくとも収穫量は最小限に抑えられている。収穫は10月に入ってから、それぞれ成熟のタイミングに差はあるが、バランスを見つつ数回に分けて収穫。マセレーションなどは行わず直接プレスを行い、セメントタンクにてアルコール醗酵。オリ引きののちに再びセメントタンクにて6カ月の熟成。ブドウ以外何も添加しない、SO2の添加も行わないブドウだけで表現を行う白。「ボローニャに残る古いブドウ畑を守る、それはこの土地のブドウ本来の味わいを守ることにつながる。」、地域の伝統や土地の味わいを、現在の手法によって再構築した白。単一品種にはない複雑さ、多様性ある味わい。(インポーター資料より)
エミリアロマーニャは、イタリア北部に位置する魅力的なワイン産地です。
北部にはポー川平野が広がり、南部にはアペニン山脈が連なっています。
気候は大陸性気候と地中海性気候の影響を受け、夏は暑く冬は寒い傾向にありますが、アドリア海からの海風が気候を穏やかにしています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のアルバーナ、トレッビアーノ、赤ワイン用のサンジョヴェーゼ、ランブルスコなどがあります。
特に注目すべき地区として、ロマーニャがあります。ここでは、アルバーナを使用した個性的な白ワインが生産されています。
これらのワインは、フルーティーな香りと豊かな果実味が特徴で、適度な酸味とミネラル感も楽しめます。
ピニョレットは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州、特にボローニャ西部の丘陵地帯で栽培される白ブドウ品種です。
この地域は地中海性気候の影響を受け、ブドウ栽培に適した環境を有しています。
コッリ・ボロニェージ・クラッシコ地区は、2010年にDOCGに昇格した注目の産地です。
ここではピニョレットの他に、シャルドネやトレッビアーノも栽培されています。
ピニョレットから造られるワインは、フレッシュな柑橘系の香りとハーブのニュアンスが特徴的です。
スティルワインでは、純度の高いミネラル感と爽やかな酸味、若々しい果実味が楽しめます。スプマンテ(スパークリングワイン)では、キメ細やかな泡立ちと共に、グレープフルーツを思わせる果実味と心地よい苦みが広がります。
近年、地元の生産者たちがピニョレットの可能性に注目し、品質向上に努めています。
中には自然派ワイン造りに取り組む生産者もおり、テロワールの個性を生かした個性豊かなワインが生まれています。