フランス語のスラングで「kif-kif(キフキフ)」は「ほぼ同じ」を意味し、動詞の「kiffer(キフェ)」は「好き」を意味します。そこで彼女は2つ を組み合わせてこのキュヴェの名前にしました。子供を出産した年であまり収穫に参加できなかった為、ワインがどうなるか予想がつきに くかったとロリータは言います。最初はグルナッシュ・ノワールを使って以前造ったロリタックスのようなダイレクトプレスのワインを作りたかっ たのですが、ニコラの空圧式プレス機を初めて使用したところ、いつもの手動の木製プレス機とは違いかなり強い力で圧搾された為、 果汁はブラン・ド・ノワールのように白くなりました。だったらブラン・ド・ノワールにしてみようということで今回のキフキフは誕生しました。生 き生きとして、余韻が⻑い。ブラインドテイスティングをすると、ロゼなのか白なのかわからない非常にユニークなキュヴェに仕上がりまし た。間違いなく今年のベストセラーの一つと自信を持って言います。還元がある為、飲む少し前に抜栓しておくことをオススメしていま す。
ローヌは、フランス南東部に位置する魅力的なワイン産地です。
ローヌ川に沿って約250kmにわたって広がり、北部と南部に大きく分かれます。
北部は半大陸性気候で急峻な斜面に畑が並び、南部は地中海性気候でなだらかな丘陵地が広がります。
特産ブドウ品種は、北部では赤ワイン用のシラー、白ワイン用のヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ。南部では赤ワイン用のグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなどがあります。
特出した地区として、北部のコート・ロティがあります。
ここでは、花崗岩質の土壌と急斜面を活かした個性的な赤ワインが生産されています。
これらのワインは、シラーの力強さとヴィオニエのエレガントさが融合した複雑な味わいが特徴です。