4ヴィンテージ目になりましたモセウシ トモ・ブランです。訳あって、基本的には販売前に試飲していただき、ご理解くださった方々のみへの販売となりました。
ワインを醸造するということは、こういうことも一度は経験しておいた方がいいのかもしれませんが、できれば二度とないようにしたいものです…。いつもなら順調に発酵と熟成をしていくはずのトモブラン、一次発酵の時点でちょっと進みがスムーズではなく、酢酸が出てしまった一つの理由でした。その後に引っ越した先のタンクがちょっと大き過ぎた、のも一つで。酸素に触れる機会が多く、酢酸の生成が加速してしまいました。夏に向かっていくうちに、あれ、ちょっとツンとするかも・・・と徐々に気付いていましたが、経験不足から、素早い判断が出来ず、瓶詰めするころには立派なツンツンワインが完成してしまいました。その奥に果実がきれいに出ているのは救いかもしれません。
縁あってこのトモブラン2022を飲むことになったかた。そのままでなく、充分冷やして、お食事とともにお召し上がりください。また、ぜひそのお料理との相性をお楽しみいただければ嬉しいです。ラベルの色が例年より薄いのは反省の表れです。(生産者HPより)
北海道は日本最北のワイン産地で、冷涼な気候と昼夜の大きな温度差が特徴です。
広大な土地と豊かな自然環境を活かし、独自のテロワールを形成しています。
特産のブドウ品種には、ケルナー、ナイアガラ、ピノ・ノワールなどがあります。
近年では国際品種の栽培も増えています。
特に注目すべき地区として、空知地方と後志地方があります。
空知地方では、家族経営の小規模ワイナリーが多く、希少価値の高いワインが生産されています。
後志地方では、ナイアガラやケルナーを使用した個性的なワインが特徴で、フレッシュな果実味と爽やかな酸味が楽しめます。