シスト土壌に1905年植えられた樹齢古いぶどうを、ジャストに完熟した状態で収穫。10日間醸し、ファイバータンクで熟成。この地のシスト土壌に植わるカリニャンの特徴、つまりメタリックな酸を表現する事に腐心し醸造。瓶詰め時に亜硫酸10mg/L添加。この区画は、この地域で最も樹齢の古い樹が植わっている。何世代もの栽培家が丁寧に手を掛け、愛を注いで育んできた。今、それを私が育てる番が回ってきた! やや紫がかった深みのあるルビー色。ブラックベリーなど黒系果実に、ちょっとスパイシーな胡椒を感じる。優しく流れる様な口当たりで、ちょっとスパイシーなタンニンを感じる。プラムの果実風味に仄かなバニラ風味とミネラル感を感じる。今十分楽しめるが、熟成のポテンシャルも感じ取れる。(インポーター資料より)
ルーションは、フランス南部のピレネー山脈とスペイン国境に近い地中海沿岸に位置する魅力的なワイン産地です。地中海性気候の影響を受け、暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。
また、トラモンタンと呼ばれる乾燥した冷たい北風が吹き、ブドウの病気を防ぐ役割を果たしています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のグルナッシュ・ノワール、カリニャン、シラー、白ワイン用のグルナッシュ・ブラン、マカブーなどがあります。
特に注目すべき地区として、バニュルスがあります。ここでは、急斜面の段々畑で栽培されたブドウから、独特の甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、濃厚な果実味とナッツのような風味が特徴で、長期熟成にも適しています。
カリニャンは、スペイン北東部のアラゴン地方原産の赤ワイン用ブドウ品種です。
現在は主にフランス南部のラングドック・ルーション地方で広く栽培されています。
この地域は地中海性気候で、温暖で日照時間が長く、ブドウ栽培に適しています。
ラングドック・ルーションでは、カリニャンの他にグルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、プロヴァンスがあります。ここでは、地中海性気候を活かした高品質なカリニャンワインが生産されています。
これらのワインは、凝縮された果実味とスパイシーな香り、しっかりとした骨格が特徴で、熟成によって複雑さを増していきます。