手摘みで収穫したブドウを小さなケースで醸造所まで運び、完全に除梗する。先に収穫して、タイレクトプレスしてステンレスタンクで発酵を始めているヴェルディッキオの果汁の中に、トレッビアーノを果皮と一緒に入れて、野生酵母で自発的に発酵を行う。マセラシオンの期間は4か月間。圧搾後、引き続きステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージはヴェルディッキオが9/10、トレッビアーノが9/17収穫。総生産量900本。アルコール度数は14.5度。2024年6月時点のSO2トータルは26mg/l。(インポーター資料より)
マルケは、イタリア中央東部に位置する魅力的なワイン産地です。
アドリア海に面し、西側にはアペニン山脈が連なり、地形の7割近くが丘陵地帯で構成されています。
地中海性気候に属し、年間を通して温暖ですが、海からの涼しい風が吹き込み、快適な環境を作り出しています。
この地域の特産ブドウ品種には、白ワイン用のヴェルディッキオ、ペコリーノ、赤ワイン用のモンテプルチアーノ、サンジョヴェーゼなどがあります。
特に注目すべき地区として、ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イェージがあります。
ここでは、ヴェルディッキオ種を使用した個性的な白ワインが生産されています。これらのワインは、フレッシュな果実味と爽やかな酸味が特徴で、ミネラル感も楽しめます。
サンジョヴェーゼは、イタリア中部のトスカーナ州で広く栽培される赤ワイン用ブドウ品種です。
トスカーナ州は、アペニン山脈と地中海に挟まれた丘陵地帯が特徴で、地中海性気候と内陸性気候の影響を受けています。
温暖な気候と石灰質土壌が、サンジョヴェーゼの栽培に適しています。
この地域では、サンジョヴェーゼの他にカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、トレッビアーノなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、キャンティ・クラシコがあります。ここでは、石灰岩と粘土質の混じった土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
サンジョヴェーゼから造られるワインは、チェリーやプラムを思わせる果実味と、ハーブや花の香りが特徴です。酸味とタンニンのバランスが良く、エレガントな味わいが楽しめます。