ラ・ビアンカーラのアンジョリーノが新たに世に送り出したお弟子さん造り手です。
サウロの父リーノはアンジョリーノと旧知の仲で、父から聞いたアンジョリーノの話に強く共感したとのこと。
リーノの一家が所有していた葡萄畑を受け継いでワイン造りをスタート。
ファーストヴィンテージは2011年ですが、セラー建設の許可がなかなか下りず、2015年まではアンジョリーノのセラーで醸造を行いました。
師匠同様に、ボルドー液以外の一切の薬剤を使用せず、そのボルドー液の使用量も減らす試みをし、添加する酸化防止剤の量も極限まで少なくするか完全無添加でボトリング。
プリは、高樹齢のガルガーネガを厳選して仕込んだワイン。サウロの愛娘プリシッラちゃんの愛称をそのままワイン名にしています。
自然に凝縮した果実と豊かなミネラルを備えた、彼らのとっておきの白ワインです。
ヴェネトは、イタリア北東部に位置する多様性に富んだワイン産地です。
アルプス山脈の南側に広がり、アドリア海に面しているため、山岳地帯から平野、丘陵地帯まで変化に富んだ地形を有しています。
気候は、夏は暖かく冬は寒冷で、年間を通じて適度な降水量があります。
この地域の特産ブドウ品種には、白ブドウのガルガネガ、トレッビアーノ、赤ブドウのコルヴィーナ、ロンディネッラなどがあります。
特に注目すべき地区として、ヴァルポリチェッラがあります。ここでは、独特の製法で造られるアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラが有名です。
このワインは、ブドウを乾燥させてから醸造するため、濃厚で力強い味わいが特徴です。
近年、ヴェネトではナチュラルワインの生産も増えています。
これらのワインは、化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視しています。その結果、テロワールの個性を生き生きと表現した、フレッシュで個性的なワインが生まれています。
ガルガーネガは、イタリア北部のヴェネト州、特にヴェローナ県やヴィチェンツァ県で広く栽培される白ワイン用ブドウ品種です。
この地域は、アルプス山脈の南側に位置し、温暖な地中海性気候と冷涼な大陸性気候の影響を受けています。
ヴェネト州では、ガルガーネガの他にトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ、シャルドネ、ピノ・グリージョなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、ソアーヴェがあります。
ここでは、火山性の土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
ソアーヴェ・クラシコでは、ガルガーネガから造られるワインは、レモンやアーモンド、スパイスのような香りを持つ繊細な味わいが特徴です。