わずかに紫がかった赤色。ハイビスカスのようなフローラルな香りに、野苺やラズベリーなどの小さな赤い果実味。黒コショウなどのスパイスも感じられます。とても瑞々しくジューシー。心地よい揮発酸があります。まるで苺のドロップをなめているような甘酸っぱい余韻が続きます。
ウルス=「熊」の意味。ラベルはこのワインの香りや味わいをイメージし、森で摘んだ小さな果実を食べた熊が踊っている姿を描いたもの。(インポーター資料より)
ラングドック地方は、フランス南部の地中海沿岸に位置する広大なワイン産地です。
温暖な地中海性気候と、年間200日も吹く乾燥した冷風(トラモンタネ)がブドウ栽培に理想的な環境を作り出しています。
この地域では、シラー、グルナッシュ、カリニャンといったローヌ系品種や、地元品種のピクプールなど、多様なブドウが栽培されています。
特筆すべき地区の一つがフォジェールで、標高約350mの痩せた土壌が特徴です。ここでは多くのドメーヌが有機栽培やビオディナミ農法を採用し、自然派ワインの生産に力を入れています。
また、ミネルヴォワ地区の中でも、ラ・リヴィニエールは高品質なワインで知られています。
シラーやグルナッシュから造られる洗練された味わいのワインは、凝縮感とボリューム感があり、滑らかな舌触りが特徴です1。
ラングドックワインは、南フランスの太陽のように力強く、輝きのある赤色が魅力的です。
カジュアルなデイリーワインから高品質なものまで幅広く、ワイン愛好家の探究心をくすぐる多様性に富んだ産地といえるでしょう