SasaサシャのRossoロッソ(赤)ということでRSと名付けられたこのワイン。メルローを主体として、ピニョーロを混醸して造られている。2014年(ファーストヴィンテージ)は痩せたブドウの年であったため、メルローのマセレーションを短めにして、渋みの強いピニョーロを混ぜたことで生まれた。
2014年の次のヴィンテージは2017年となり、以降は毎年造られることになった。収穫時期の異なるメルローとピニョーロは別々に収穫、2週間のアルコール醗酵とマセレーションを行い、圧搾後にブレンド。大樽で12か月間、ステンレスタンクで数か月間、瓶内で数か月間休ませリリース。
(インポーター資料より)
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリアは、イタリア北東部に位置する白ワインの聖地として知られる魅力的なワイン産地です。アルプスからの冷たい風とアドリア海からの暖かい空気が混ざり合う独特の気候を持ち、ブドウ栽培に理想的な環境を形成しています。
この地域は、高原地帯、丘陵地帯、平野部、海岸地域と多様な地形を有しており、それぞれの特性を活かしたワイン造りが行われています。
特産のブドウ品種には、古代からの歴史を持つヴェルドゥッツオや、珍しい小粒のピコリットがあります。
特に注目すべき地区として、コッリオ地区やイゾンツォ地区、コッリ・オリエンターレ・デル・フリウーリ地区があります。
これらの地域では、ポンカと呼ばれる独特の粘土砂岩土壌が、高品質なワインの生産を可能にしています。
近年、この地域ではナチュラルワインの生産も盛んです。
化学的な添加物を極力使用せず、自然な醸造過程を重視することで、テロワールの個性を生き生きと表現したフレッシュで個性的なワインが生まれています。
フリウリのワインは、果実味豊かで酸とのバランスが取れた、エレガントな味わいが特徴です。
メルローは、フランスのボルドー地方が原産の赤ワイン用ブドウ品種です。
ボルドーは大西洋に面し、ジロンド河が流れる温暖な気候の地域です。
この地域では、メルローの他にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、マルベックなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、ジロンド河右岸のサン・テミリオンやポムロールがあります。ここでは、粘土質土壌を活かした個性的なワインが生産されています。
メルローを主体としたこれらのワインは、豊かな果実味と柔らかなタンニン、エレガントな味わいが特徴です。