山形のDROPとのコラボワイン。
山梨県は、日本を代表するワイン産地として知られています。
甲府盆地を中心に、日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きい内陸性気候が特徴で、ブドウ栽培に適した環境を有しています。
この地域の特産ブドウ品種には、日本固有の「甲州」と「マスカット・ベリーA」があります。また、近年では国際品種のカベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネの栽培も行われています。
山梨県内で特に注目すべき地区は、東部の勝沼地区です。
ここには約60のワイナリーが集中し、日本最古のワイナリーも存在します。勝沼地区では、甲州種を使用した白ワインが有名で、和柑橘を思わせる香りと爽やかな酸味が特徴的です。
近年、山梨県では自然派ワイン造りにも注目が集まっています。
化学的な介入を最小限に抑え、テロワールの個性を生かしたワイン造りを行うワイナリーが増えています。
これらのワインは、ブドウ本来の風味と山梨の土地の個性を鮮明に表現しています。
セイベルは、フランスで開発された耐病性の高いハイブリッド品種で、主に日本の北海道や長野県で栽培されています。これらの地域は冷涼な気候と豊かな自然環境が特徴で、セイベルの栽培に適しています。
北海道では、セイベル13053(カスケード)、セイベル5279(オーロラ)、セイベル9110などが栽培されています。
他にも、ケルナーやツヴァイゲルトレーベなどの欧州系品種も見られます。
特に注目すべき地区として、北海道の池田町があります。
ここでは、厳しい寒さに耐える「山幸」という品種が開発されました。
これはセイベル13053とヤマブドウの交配種で、地域の気候に適応した個性的なワインを生み出しています。
セイベルから造られるワインは、フルーティーで爽やかな味わいが特徴です。特にセイベル9110は、フレッシュなアロマと心地よい酸味を持つワインになります。