「Fol」は、ピエモンテの言葉で変人奇人を意味し、モスカート ダスティ用のモスカートの一大産地で辛口のワインを造ってしまった自分自身を揶揄した名前。このワインを造る以前は、パッシートのSol(ソル)に使うブドウ以外はすべて共同組合に売ってしまっていたが、友人の造り手や自分自身の欲求もあり辛口のワインも造り始めることになった。
最初は実験的に様々な仕込みを試し、2013年からまとまった量をリリース。その出来に確信が持てたいまは、スティルにとどまらずフリッザンテや長期の醸しを施したワインも造るようになった。ノーマルの「Fol」は年によってSO2添加Ver.(無印)と無添加Ver.(Fol Zero)の二種類を仕込んでいる。収穫後ダイレクトプレスしたモストをステンレスタンクで醗酵、熟成。収穫からボトリングまで全工程で二酸化硫黄を一切使用しない無添加Ver.(Fol Zero)には、SO2に頼ることなく自らをプロテクトできるよう、無印Ver.よりも糖度の上がった区画のブドウを使用。
エチケットの上部の丸部分には"Zero"を表す「Z」が記されています。(インポーター資料より)
ピエモンテは、イタリア北西部に位置するワイン産地で、「山の麓」を意味する名前の通り、アルプス山脈の麓に広がっています。
大陸性気候の影響を受け、夏は暑く冬は寒い地域で、この気候がブドウに複雑な風味をもたらしています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェット、白ワイン用のティモラッソなどがあります。
特に注目すべき地区として、バローロとバルバレスコがあります。
ここでは、ネッビオーロ種を使用した高級赤ワインが生産されています。
これらのワインは、タンニンが凝縮された重厚な味わいが特徴で、長期熟成にも適しています。
モスカートは、イタリアのピエモンテ州、特にアスティ地区で広く栽培される白ワイン用ブドウ品種です。
この地域はアルプス山脈の麓に位置し、丘陵地帯が広がっています。
地中海性気候と大陸性気候の影響を受け、ブドウ栽培に適した環境です。
ピエモンテ州では、モスカートの他にネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットなどの品種も栽培されています。
特に注目すべき地区として、アスティがあります。
ここでは、モスカートを使用した有名なスパークリングワイン「モスカート・ダスティ」が生産されています。このワインは、マスカットの芳醇な香りと爽やかな甘みが特徴で、アルコール度数が低く、軽やかな微発泡が楽しめます。