ベリー系の可愛いらしい果実味がベース。シラーのスミレ香と果実味と、ごく僅かなミュスカのジャスミンの様な白い花の香りが変化と個性的なフローラルさを与えている。
軽やかな飲み心地と、それに反した複雑なアロマが印象的なスタイル。前回ヴィンテージ(2019年)より揮発酸が低く、全体的にまとまり良く仕上がっている。
PN:
ベリー系
可愛いらしい
スミレ(シラー)
飲みごたえ(シラー)
白ぶどうのミュスカ(柑橘、軽やか)
ザラザラよりは紅茶のような柔らかいタンニン
全体的にバランスがいい
ルーションは、フランス南部のピレネー山脈とスペイン国境に近い地中海沿岸に位置する魅力的なワイン産地です。地中海性気候の影響を受け、暑く乾燥した夏と穏やかな冬が特徴です。
また、トラモンタンと呼ばれる乾燥した冷たい北風が吹き、ブドウの病気を防ぐ役割を果たしています。
この地域の特産ブドウ品種には、赤ワイン用のグルナッシュ・ノワール、カリニャン、シラー、白ワイン用のグルナッシュ・ブラン、マカブーなどがあります。
特に注目すべき地区として、バニュルスがあります。ここでは、急斜面の段々畑で栽培されたブドウから、独特の甘口ワインが生産されています。
これらのワインは、濃厚な果実味とナッツのような風味が特徴で、長期熟成にも適しています。