フィレンツェの北東部、ムジェッロの小さな町、ディコマーノにあるヴォルトゥムナは、マルツィオとヴァレリアの二人が2012年にスタートした小さな蔵元。2002年、マルツィオは前オーナーが営むヴォルトムナの前身の蔵元で働き始め、そこでヴァレリアと出会う。前オーナーはワイン造りへの興味を失い、残された二人にその畑を自由に使わせることとした。醸造時に添加物を使用する当時のエノロゴの醸造法に疑問を抱いた二人は、それまでのワイン造りを一新し、大地の自然法則に沿いつつ、過度なテクノロジーを避け、自らの信念に基づいたワイン造りを始める。北のアペニン山脈、南のムジェッロ渓谷に挟まれた畑は4.5ヘクタール、海抜300メートルに位置し、周囲はほぼ森林で冷涼な気候に恵まれている。畑ではビオディナミ農法を実践し、人工酵母を用いず、フィルタリングや清澄も行わない自然な醸造法を採用している。(インポーター資料より)