フランクはパリ在住のビジネスマンだったが、ワイン好きが高じて2000年にモンラヴェルに12haの葡萄畑を購入。妻であるイザベルと葡萄栽培を始める。
最初は農薬を使っていたが、そのために自分自身を守らなければいけないという実情に疑問をもち
2002年には有機農法、その後ビオディナミ農法へ切り替え、2010年には認証を取得している。
ル・ジョン・ブランは葡萄栽培から醸造までフランクとイザベルの二人でこなしている小さなシャトーで地下15mから40mにある石灰質層の一部がリング状に葡萄畑に露出しているところから「ジョン・ブラン(石灰質のリング)」と名付けた。
葡萄のもつポテンシャルをそのまま味わいに表現したいと考えるフランクは醸造においても二酸化硫黄の使用を最小限に抑え(ときには無添加で)ワイン造りを行い、昔ながらの方法を踏襲する。
丁寧に育てられた葡萄の素性の良さが伝わるピュアで素朴な風味に、どこかきりっとした端正さを併せ持つ味わいは毎日の食卓を飾る「ベルジュラックの花束」のような存在だ。(インポーター資料より)