フリウリ ヴェネツィア ジューリア州と国境を接する、スロヴェニア共和国のヴィパーヴァ渓谷にワイナリーはある。まわりを山に囲まれたすり鉢状の泥灰質土壌で標高は50-120m程度、細かな気候条件の違いが見られる。社会主義国家時代に政府に没収されたヴァルテルの祖父の私有地であったブドウ畑を含む土地を徐々に買い戻し、1989年にそれまで桶売りしていたワインの自家ボトリングを始める。当初より除草剤や殺虫剤といった薬剤や化学肥料を使用せずにブドウを栽培していたが、ヨスコ グラヴネルに出会った1993年以降は彼のブドウ栽培・醸造哲学に共鳴し、それを実践している。ひと株ごとの収量の制限、野生酵母による醗酵、温度管理・空気調節や清澄作業を行わずに醸造し、ブドウ圧搾前後の2酸化硫黄の不使用など、彼らの祖先が残した伝統と自然への最大限の敬意を持って、よりブドウそのものの個性やテロワールを反映した自然なワイン造りを目指す。(インポーター資料より)